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(回答先: 日本人男性に中国で死刑判決、覚せい剤密輸容疑(読売新聞) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 2 月 14 日 13:59:37)
【北京・浦松丈二】中国各地から日本に麻薬を持ち出そうとした日本人が中国当局に相次いで拘束された麻薬密輸事件で、ホームレスらの「運び屋」と元暴力団員らの「監視役」が同時に拘束されたケースが複数あることが分かった。中国司法関係者が17日、毎日新聞に明らかにした。日中両国にまたがる犯罪組織が関与した疑いがあるが、全容が解明されないまま、中国各地では死刑判決言い渡しを含めて公判が進んでいる。
外務省邦人保護課によると、昨年3月から11月までに上海、遼寧省大連、瀋陽、広東省広州、香港の5空港と広東省・香港の陸上国境で9件13人の日本人が麻薬密輸容疑で拘束された。2人は地裁判決が言い渡され、4人が公判中、7人は公判が始まっていない。
関係者によると、上海市の空港で昨年9月25日、無職男性(54)が覚せい剤約1キロを隠し持って成田空港に向かおうとして現行犯で拘束された。この際、覚せい剤を所持していなかった元暴力団員の男性(62)も拘束された。監視役として同行した可能性が疑われている。
昨年6月29日には広州市の空港で無職男性(44)とマージャン店経営の男性(48)が覚せい剤約5キロを隠し持って香港経由で関西空港に向かおうとして現行犯で拘束された。さらに10日後の7月9日に不動産仲介業の男性(44)が深センから香港に向かう途中で拘束された。この際、覚せい剤を所持していなかったが、先に拘束された2人の供述から手配されていたとみられる。
遼寧省の瀋陽市中級人民法院(地裁)で今月3日に死刑判決を受けた無職の森勝男被告(61)も共犯の日本人男性が海外に逃走したことが分かっている。公判では「監視役」だったかどうかを含めて共犯者について解明されないまま死刑判決が言い渡されたことになる。
麻薬密輸容疑で拘束された日本人13人のうち半数以上の8人が6月末から7月末にかけての事件で、近く地裁判決が言い渡される見通しだ。中国メディアは一連の事件について一切報道しておらず、公判記録や起訴状などの裁判資料も公開されていない。
[毎日新聞2月17日] ( 2004-02-17-15:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040217k0000e040080000c.html