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(回答先: 中3長男虐待:実父と内妻を殺人未遂罪で起訴 大阪府警 [毎日新聞]【長男を病院に運び込んだのに「確定的殺意」があった??】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 16 日 21:17:21)
大阪府岸和田市の中学3年生の長男(15)への虐待事件は、殺人未遂罪で16日に起訴された実父の烏野康信(40)と内妻の川口奈津代(38)の両被告の明確な殺意に基づくものと捜査当局は判断した。長男の意識は今も戻らないが、快方への兆しが出てきたという。せい惨な虐待の事実は、防止策の動きも加速させている。
■実母代理人会見
両被告の起訴を受けて、虐待された長男の実母の代理人、大田口宏弁護士が大阪市内で会見し、「子供にひどい虐待をして重い障害を与えたのだから、厳重に処罰してほしい」との実母のコメントを公表した。実母は体重が約17キロ減少するなど精神的ストレスが大きく、両被告の話をするだけで興奮するという。
また、大田口弁護士は両被告に確定的殺意があったとされたことについて「長期間の虐待と、受けた傷害の程度を考えると、確定的な殺意があったのは当然」と話した。
大田口弁護士のもとには、全国から長男への激励の手紙や千羽鶴などが約180件寄せられている。長男は入院を続けているが、実母は「子供は快方に向かう兆しが出てきた。励ましの声はきっと子供に届くと思う。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを語ったという。
■中学、相談所
長男が通う岸和田市内の中学校では校長が会見した。「自責の念でいっぱい」と述べた上で、「夜眠るのがつらいといった症状を訴える生徒は少なくなったが、複雑な家庭環境で暮らしている子供たちは残っている」と話し、事件で受けた生徒の心の傷が依然深く残っていることを明らかにした。また、同校は事件後、生徒の長期欠席の原因や対応を記入する独自の情報共有カルテを作成したが、現在18人の長期欠席生徒の状況を見ているという。
一方、府岸和田子ども家庭センター(児童相談所)の中塚恒子所長は会見で、「責務を果たせず取り返しのつかない状態となり、言葉もない」と改めて陳謝した。中塚所長によると、両被告が逮捕された先月25日から今月15日の間、センターには例年の4倍のペースにあたる18件(対象児童数29人)の児童虐待の通告があり、うち9人を一時保護した。
■偽装工作
捜査当局によると、烏野被告は昨年10月、長男がほとんど身動きできなくなる中、「最近相当やせてきた。これは拒食症やなあ」と、川口被告に「口裏合わせ」を持ちかけた。実際、翌11月、長男が病院に収容されると、両被告は岸和田署に対し「拒食症だった」と口をそろえた。
救急車を呼んだのも、烏野被告が「長男は既に死亡した」と勘違いしたためだ。「自宅で死ねば警察が検視をし、虐待がばれる」と考え、とっさに119番したという。
烏野被告は調べに対し「長男がうっとうしかった。憎かった」と真顔で供述した。虐待を受け続けた長男は、烏野被告を陰で「瞬間湯沸かし器」と呼んでいたという。
[毎日新聞2月17日] ( 2004-02-17-00:33 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040217k0000m040109001c.html