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大阪府岸和田市の中学3年生の長男(15)に対する虐待事件で、実父の烏野康信(40)と内妻の川口奈津代(38)の両容疑者が、衰弱する長男の状態が発覚するのを恐れ、長男をそのまま放置することで殺害しようと企てていたことが16日、大阪府警の調べなどで分かった。両容疑者の殺意は「このままの状態では死ぬかもしれない」という「未必の故意」にとどまるとされていたが、「確定的殺意」があったことが明らかになった。大阪地検堺支部は同日、両容疑者を殺人未遂罪で起訴した。
起訴状や調べによると、両被告は長男に対して日常的に殴るけるの暴行を加えていたが、02年6月ごろから、数日にわたって食事を与えないなど虐待をエスカレートさせ、長男を衰弱させた。さらに、この衰弱状態が発覚するのを恐れて、長男を放置することで殺害しようと計画。03年9〜11月にかけて、長男に一切食事を与えず、医師の診察も受けさせなかった結果、長男を餓死寸前にまで追いこみ、低血糖症、こん睡、脳萎縮(いしゅく)などの傷害を負わせた。
長男への殺意について、烏野被告は調べに対し「(長男が衰弱したため)『邪魔な長男は死んでしまえ』と本気で思った」と供述。川口被告も「死んでもらわなければならないと思った」と供述しているという。こうした言動から、府警などは両被告に確定的殺意があったと判断した。【野原靖、藤田文亮】
[毎日新聞2月16日] ( 2004-02-16-19:32 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040217k0000m040043000c.html