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http://www.asahi.com/national/update/0116/002.html
フリーカメラマン兼ライターの染谷悟さん(当時38)が昨年9月に東京港で刺殺体で見つかった事件で、鍵会社元社長の木原武士こと桜井景三被告(42)=逮捕監禁罪で起訴=が警視庁の調べに対し、染谷さんの著書に触れ「本の中で犯罪者扱いされて腹が立った。染谷さんが謝らないので殺すしかないと思った」という趣旨の供述をしていることがわかった。警視庁は桜井被告ら3人が殺したとみて殺人容疑で再逮捕し、さらに動機の解明を進める。
染谷さんに対する逮捕監禁罪で起訴されているのは、桜井被告のほかプロダイバー熊本恭丈(31)と染谷さんの助手を務めていたことのある藤井亮一(34)の両被告。
調べでは、染谷さんは昨年7月に「柏原蔵書(くらがき)」のペンネームで、東京・新宿の犯罪や風俗の実態を紹介した「歌舞伎町アンダーグラウンド」を出した。この中の銃に触れた項目で、歌舞伎町で鍵店を営んでいた知人の言葉として「何発も交番に打ち込んだ銃を、憎いヤツの家とかクルマに入れておくんだ。それで通報すると、即逮捕だからな」などと書いていた。
染谷さんの取材を受けたことがある桜井被告は、自分のことを悪く書かれたと思って激怒、染谷さんを監禁して謝罪させようと計画。知り合いの熊本、藤井両被告を事件に引き入れたという。
3人はレンタカーを借りて9月6日午前0時ごろ、豊島区内の飲食店で染谷さんを発見。逃げ出した染谷さんを追いかけ、レンタカーに押し込んで桜井被告が所有する新宿区内のマンション一室に監禁し、殴るけるなどした。
染谷さんがぐったりしたため6日夜から7日未明にかけ、新たに借りたレンタカーで染谷さんを江東区内の東京港岸壁に運んだ。熊本被告の知人から借りた作業船に移し、刃物で背中8カ所を刺して殺したとされる。
遺体は熊本被告が一人で操船して沖まで運び、海に捨てたという。この間藤井被告は岸壁で見張りをしていたとされる。
3人は当初殺害までは考えていなかったが、染谷さんが謝罪しなかったために暴行がエスカレート、殺害に傾斜していったと捜査本部はみている。凶器の刃物や海に沈めるためのダイバー用の重りなどの調達のほか、作業船を借りる手配は暴行後に行われていた。 (01/16 03:04)