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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040110i313.htm
福岡市東区の松本真二郎さん(当時41歳)一家殺害事件で、強盗殺人容疑などで再逮捕された魏巍被告(24)(強盗罪などで公判中)ら容疑者3人の犯行時の役割分担が10日、福岡県警の捜査本部の調べでわかった。
全員の襲撃に関与した楊寧容疑者(23)が、犯行を主導したとの見方を強めている。捜査本部は同日、魏被告を福岡地検に送検した。
調べによると、3人は昨年6月20日午前零時ごろ、1階和室の窓から松本さん宅に侵入。魏被告と楊容疑者が、浴室にいた妻の千加さん(当時40歳)の首を絞めて殺害。王亮容疑者(21)は2階に上がり、千加さん殺害を終えた2人とともに長男の海君(同11歳)を押さえつけて首を絞めた。
3人は長女のひなさん(同8歳)を1階に下ろし、帰宅した松本さんに刃物を突きつけて、4万円と銀行のキャッシュカードを奪い、暗証番号を聞き出した。王、楊両容疑者がひなさんの首をひも状のもので絞めて殺害。松本さんに対しては、電気コードで後ろ手にしばったうえ、首にネクタイを巻き付け、魏被告と楊容疑者が両側から引っ張った。
中国公安当局に逮捕された王、楊両容疑者は、中国の国外犯処罰規定により手続きが進められ、今春までに起訴される見通し。
(2004/1/10/23:38 読売新聞 無断転載禁止)