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福岡市東区の衣料品販売業、松本真二郎さん(当時41歳)一家殺害事件で、福岡県警の捜査本部は7日、元専門学校生、魏巍被告(24)(強盗罪などで公判中)に対し、強盗殺人、死体遺棄、住居侵入容疑で逮捕状を請求した。一両日中にも再逮捕する。 中国公安当局にこの事件で逮捕されている元日本語学校生、王亮(21)、元私立大留学生、楊寧(23)両容疑者については逮捕状は請求せず、同容疑で福岡地検に書類送検する方針。
調べによると、魏被告ら3人は共謀し、昨年6月20日午前0時ごろ、東区馬出(まいだし)の松本さん宅に侵入。一家4人を次々と殺害し、数万円を奪った疑い。
3人は遺体を松本さんのベンツで約3キロ離れた同区箱崎ふ頭に運び、手錠でダンベルや重りを付けた後、博多湾に遺棄した。3人とも容疑を認めている。
魏被告が日本で、王、楊両容疑者が中国で逮捕されたため、日中両国の捜査当局は昨年、相互に捜査員を派遣し、全面解決に向けて捜査協力を進めてきた。両国は犯罪人の身柄の引き渡し条約を結んでおらず、王、楊両容疑者は外国で犯罪を犯した場合に適用される中国の国外犯規定に基づき処罰される。
(2004/1/7/14:34 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040107i506.htm