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(回答先: サドル師という人、非常に愚かなのではありませんか 投稿者 ×× 日時 2004 年 4 月 21 日 13:50:38)
どこかのソースを検証したのではなく、断片的なものを繋げて個人的に想像したもの
だということを、先にお断りしておきますね。
サドル氏は、イラク戦争時にこう考えていたのではないでしょうか。
シーア派はイラク国民の6〜7割を占めるし、フセイン政権打倒のために嫌いなアメ
リカに協力もした。きっと次はシーア派が多数を占める政権になるだろう。
自分の父親も叔父もシーア派の高位指導者だった。その地盤を引き継いで自分の支持
者もシーア派の3割を占めている。フセイン政権時代、幹部の多くは国外に亡命して
いた中、自分はイラク国内で頑張った。最高指導者のシスターニ師はイラン人だし、
幹部の多くは年寄りだ。となると、自分は次期政権の中心になるだろう。いや絶対な
るはずだ!ならなきゃおかしい!!
ところがいざ蓋を開けてみると、アメリカがサドル氏に危険性を感じたのか、暫定統
治評議会に自分の席はないし、自派の広報誌は発行処分になるし、自分の幹部はイス
ラム指導者暗殺容疑で逮捕されるし。
しかも、暫定評議会のメンバーはシーア派が多数を占めると思っていたら、バース党
以外の民族、宗教と扱いは同じかい。
この分だと、次期政権の中心的地位に就くという野望は無理みたいだぞ。それに、年
寄りの幹部連中が距離を置きたがっているし。どうも煙たがっているような…。
どうするか・・・。よし!そっちがその気なら、アメリカ主導で出来た暫定評議会な
んて認めないだけのこと。力で権力を握るだけのこと。
若くて、血気盛んで、自尊心も野心も人一倍強くて…。そんなサドル氏が、そう考え
たとしたら?
「アッラー」の名を叫べば殆どのことが正当化されるし、宗教には盲目的と言っても
良い人間が沢山いるし。もともと好戦的な国民性だし。プライドは人一倍高いクセに、貧困で不満も強い。
あくまでも想像ですよ。想像だけど私は、要求や暴力に神の名を出す人間を信用して
いませんので、イラク国民の大部分は利用されていると思うんです。こういう言い方
は、イラク国民に失礼かも知れませんが。