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(回答先: ナイチンゲールはコーム員???の回答です 投稿者 HAARP 日時 2004 年 2 月 22 日 05:45:23)
HAARPさま、
こちらのスレでは、リラックスした話題でも結構濃い反応を頂戴していることもあり、レスが遅れましてごめんなさい。
あたくしの意見も、何せ職人ですから、エンブレムの主を実は見下している点で
HAARPさまのご意見とまったく同じだと言えると思います。
結局エンブレムというのは、彼ら(その現在の主)に支配されているのではなく、彼らの資本に支配されているに過ぎません。
だから服飾雑貨のブランドであろうと何であろうと、
売れ行きが下がるなりして行き詰まると、彼らは誰かに売り払うしかないんです。
人が一所懸命に作っているモノによって成り立つ事業を形の上だけで所有してイキがるが
とことんまでコントロール(ここではその事業体の操縦という意味合い)できる手腕を見せて
それを本当に自分のモノにする力はないわけです。
難しいだろうと思うんですよ、創作の分野でビジネスするのは。
(あたくしは、この辺りの話をし出すと実例もあげつらって延々とやってしまいますから
またいつか機会があったら、ということに致します。)
職人芸にも匿名性のあるもの(伝統工芸で、次世代に受け継がれていくものとか)と
反対に誰か特定の職人だけの独創性がその存在の根拠となったものとがありますが、
とりわけ後者の場合などはやはり、その職人の生きる地盤にだけ太く短く栄え、
彼の代が終われば衰退するのが一番自然なのに違いありません。
初代の職人から直伝で家業を受け継いだ子孫でもその事業を立ち行かせられない期に及んで
一族が何代もの間守ってきた名前ごとパックで買おうなど、ハナからおこがましいってば。
あ、また何やら説教くさくなってきました。ヤバイですね。
一つだけ言っておきたいのは、彼らの一番蔑まれるべきところは
自分の手と感受性を以て無から生み出すことは出来ないし、
資本を通して支配するという行為を媒体にしない限り夢も持てない野郎どもだというところなんですね。
いや、あたくしどもには夢(ここでは寝て見る夢という意味でなく、
創造性という意味で言っております)に見えているものをも彼らは投機としか見ないし、
彼らの手に渡ってしまうと実際まさにそうでしかなくなってしまいますから、
夢とは無縁な人種であるとすら言えます。
愚民党さま、お読みですか?
これ、以前から愚民党さまにとても捧げたかった文なんですの。
あたくしたちの精神の方が、彼らよりずっとリッチなわけですよ。
リーマンさまが街のアーチストに心の中でエールを贈られるのも、そこもあるんじゃないかと思ってます。
こんなことをほざくあたくしのことを、彼らは笑ってさえもいるでしょうから、
彼らが本当に異形のもの(爬虫類?)であっても、あたくしには驚きに当たらないですね。
しかし、夢(つまりここでは創造性)を見くびるのは危険です。創造性のパワーというものは強力なのであります。
*
ユーラシア的とおっしゃると、今度は中央アジア、ネストリウス派の伝播したあたりの
(と言っても範囲が広いですけどね)人々の容貌を想起しましたが、坂本教授ですか。
ところで、あたくしが思うに、教授がサントラ一本100万ドル貰えるわけは、きっと
かつて(と言ってもほんの数年前)日本音楽著作権協会のアガリについてゴネていたからですよ。
ああやって丸め込まれたらしいところを見ると、
イタリアの巨匠エンニオ・モリコーネが向こうの同種の組織で役員の肩書きを持ち、特殊な権益を享受しているらしいのも、あれは懐柔されてしまったということではないかしらん。
お金を貰えると、みんな円くなるんですね。結局ゴネ得か。
まあ、貰ってからゴネたりすると、それはもう『うるさい』というので先方がキレて消されてしまうから、ということかな。
消音ヘリを揶揄するUFOには笑えました。傑作ですね。
お願いなんですが、こちらのスレが終わったあとでもいつでもいいので、
ご経験になった盗聴と尾行についてもう少し聞かせて下さい。
結構最近の関心事なのです。
オーストラリアの『ご家庭の電子レンジを電磁波兵器に変えるキット』の個人輸入は
税関まで届いた時点でお縄になってダメそうですね。
国内で誰かがやってくれたら考えるかな。
『脳はたしか各半球と四肢は交差してるんじゃなかったでしたっけ?』
ええ、そうだと聞いております。
あたくしの苦労ですか? 無鉄砲で(『損ばかりする』坊ちゃんみたいですね)へそ曲がりだからでしょうか、
気がつくとあらゆる選択肢のいつも必ず一番大変な方を選んでしまっていました。
あたくしの若い頃の座右の銘は、実は『毒を喰らわば皿まで』だったんですね。
(ここでもリーマンさまの勘は当たりです。
よもや金融業界にあたくしの同類がおられるとは思いませんでした。)
煙草も酒もやれませんが、人生の毒はもうテンコ盛りにやったかな。
現在の座右の銘はもうわかんないですけど、さすがにもう少しソフトなものにしたいですね。
今はもう若い頃ほどのへそ曲がりではありません。
もういい加減、性格の角も程々に摩耗してコンペイトウ状態でしょうから、そろそろ毒はいいです。
飽きるまで毒をやったわけか(笑)。
最後の方に書かれていた師匠の煩悩に関する段落は、ラストがややシュールでその意味を把握しきれていない可能性もありますが、
何というか、独特のリリシズムと愛が感じられて温かく(笑)、良かったです。
(とても一途で懸命な奥様を想像してしまいました。)
ではまた、ごきげんよう。
PS.
尚、お蔭様で書きながら一つの大きな再発見がございました。
毒のくだりでですが、あれには今度は、いかにあたくしが母親へのアンチ・テーゼとして
自分をトレーニングして来ていたかということを思い出させてもらえました。
若いうちはアンチ・テーゼでガチガチになって頑張り過ぎたりしがちなものです。
大切だったんだろうけど、ちょっとつまんないことでしたねー(笑)。
あれは、最初意識的にやっていたのですが、いつの間にかそもそもの始まりが何だったかを忘れてしまってましたー。
もう、あれはいいです。ここで思い出し、再認識して打ち切れることは有り難いですね。
現在は殊更テーゼを持ってやる必要は感じませんが、
描写はできないけど何かしら『在り方』というものはあると感じるので、それでいいことにしておきます。