竹中半兵衛さん。ありがとうございました。

「ほれる力があるのかどうか」
それが、おらには試されている、そう教えられました。

ありがてぇ。
やっぱ、おれ、逃げてきてしまったっと、反省しまいたばい。

ごめんなんしょぉ。おれ、もう焼酎飲んでしまっているけん。

出雲紀行、よかったです。
何年か前に、有吉佐和子の『出雲の阿国』読んだんですけんど、
圧倒的でした。

おれ、今年は無理かもしれませんけんど
必ず、竹中半兵衛さんが訪れた出雲大社いきますけん。

中世の山陰道・山陽道といいますか中国地方といいますか
毛利家が制覇するまでは、『太平記』のごとく、激動だったと
おれ、数年前に劇団の先生から教えられましたけん。

竹中半兵衛さんは言語学には精通してんだけんども
80年に北海道の道東に正月休みを利用してひとり旅したんだけんども
宿であった出雲地方の青年がやっぱ、ズーズ弁でした。
その青年は翌朝、羅臼に旅だっていきましたけん。

松本清張『砂の器』でも、東北弁と出雲地方の類似性が出てきますけん。

おれ、エンセンさんと竹中半兵衛さんなら
自分の日常をたんたんと物語る小説書けると思うんです。

だから、おれ、竹中半兵衛さんには懸賞小説に応募してほしい。
直木賞をとってもらいたい。

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