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(回答先: 北朝も南朝もしょせん藤原氏の御輿に乗ったもの!? 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 12 日 22:37:56)
所詮、その時々に応じて自己の利益が極大になると思われる側につくのが、狂信者でもないかぎりは「普通の人間」の考えることのようにも思えます。
たとえば、足利幕府を開いた尊氏の実弟である直義は、兄やその側近たちと対立したら、今度は敵対していた南朝方と手を組んで兄たちに対抗しようとしましたしね(後年、彼が尊氏に毒殺されたとされるのも、この時以来の両者の対立ゆえといわれますし)。
それに正成・正行親子の死後、楠木正儀は足利幕府側に投降しましたしね。
そうした事実を見ていくと、南北朝の対立といっても、決して絶対的なものではなく、それらを支えていた人々の多くも、どちらについた方がより自分の利益になるかを判断してそれぞれの陣営に集まったに過ぎないとしか私には思えませんが。はたして両者の対立とは、それほど絶対的なもので大きな意味を持っていたのか、私には理解に苦しむところです(所詮は、同じ社会的階層内の権力闘争の域を出ない)。