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(回答先: Re: replyのreplyのreply 投稿者 リーマン 日時 2004 年 1 月 23 日 03:13:48)
リーマンさん
ご質問にお答えします。
仰るとおりです。
基本的に早い段階でアメリカ風の発音をnative speakerから学ぶ機会があったので、「三つ子の魂百までも」と相成った次第です。ただ英国ではアメリカ風の発音はあまり評判が良くないし、やたら目立ってしまうので、canはキャンでなく、カーンと発音するようにはしています。それに昔習ったアクセントは基本的に崩れたアクセントではなく、かなり整然としたMidwest風の正確なアクセントだったようです。その結果私のアクセントは、Mid-Atlanticだと言う英国人もいます。一方アメリカ人からは「英国で教育を受けたんだろ。」と言われます。だから「どこで英語を学んだのか?」と聞かれた場合は、「My English does not exist. (どこにもない英語なんだ。)」と答えることにしています。
ただし日常会話であれば3センテンス以上話せば、すぐにアメリカ人でないことはすぐに判然とするようです。俗語など米語の口語表現に慣れていないし、使う語彙に特徴があるからです。英語の語彙はアングロサクソン語彙と、ラテン系語があり、例えば同じ遠足を意味する言葉でもoutingとexcursionという具合に使い分けられますが、前者が比較的くだけた印象を与える一方で、後者は厳密で堅苦しい印象を与えます。日本語の中にある大和言葉と漢語の熟語の相関関係と全く同じです。私も含めて大方の日本人は学校英語でラテン系の語彙から入るので、どうしても堅苦しくなってしまうのです。 その意味では日本の英語教育は、小・中学校の初等教育抜きでいきなり高校・ないし大学レベルに行く、というのに似ている感じです。当然のことですが、これは帰国子女にとっては全く問題にならないようです。
発音は別としても英語の語彙、特にactive vocabulary (自分で実際に使いこなせる彙語)の数は、平均的な英国人よりは相当多いはずなので、政治・経済を含めてどんな分野でも大体カバーできるわけです。