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輸血の副作用で起きる重い肺障害(輸血関連急性肺障害・TRALI)が原因で、過去5年間に3人が死亡していることが、全国44の旧国立大病院の調べでわかった。
TRALIの国内の診断基準はなく、見過ごされているケースが多い。調査チームは「実際にはこの20倍程度に上るのではないか。より詳細な実態調査が必要」としている。
TRALIは、輸血後数時間以内に肺水腫(すいしゅ)などを起こして呼吸困難になり、発熱などを起こす副作用。多くは数日でおさまるが、約5%は死亡するとされる。輸血用血液に含まれる献血者の白血球などが、輸血を受けた人に異常な免疫反応を起こすことが原因と考えられている。
調査は1998―2002年に、44病院で報告され、1日以内に肺水腫を起こすなどTRALIを強く疑われた患者を21人確認。うち3人が死亡していることがわかった。厚生労働省と日本赤十字社は来月から段階的にTRALIの一因となる輸血用血液中の白血球除去を導入する。
(2004/9/15/22:41 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040915i214.htm