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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040712-00000315-yom-soci
特殊な印刷技術を活用して、元の形通りに毛細血管を作り出すことに成功したと、東京医科歯科大と大日本印刷が12日発表した。
従来の再生医療では、血管の元になるとされる細胞を体内に注入して治療を試みているが、体外で分岐型や網目状の血管など思い通りの形に血管を作ったのは初めて。実用化すれば、心筋こうそくなどの治療に役立つと期待される。
同大大学院医歯学総合研究科の森田育男教授らは、眼底の毛細血管を撮影した画像を、光触媒で覆った基板に紫外線を当てて型どりし、血管の形をそっくり“印刷”した。“印刷”部分は水分を含み、細胞が付着しやすい。ここに「インク」となる別の静脈から採取した血管内皮細胞をはり付け、培地に「転写」すると、約2日後に血管が生まれ、管状の構造まで再生できた。今のところ、長さ約5―6センチ、太さ30―60マイクロ・メートルの血管を作ることが可能という。
森田教授は「毛細血管と同じパターンで並べた内皮細胞を、心臓の表面などにはり付けるだけで、自然に血管が形成されると考えられる。臨床応用できれば患者本人の細胞なので、体への悪影響も少ないはずだ」と話している。
◆再生医療=病気や事故で失われた臓器・組織をよみがえらせる医療。受精卵から作る胚(はい)性幹細胞(ES細胞)や、臓器・組織のおおもとの細胞(体性幹細胞)などの活用が主に研究されており、神経難病などの治療が期待される。(読売新聞)
[7月13日2時3分更新]