現在地 HOME > 掲示板 > 不安と不健康8 > 547.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
製薬会社が、抗うつ剤「パキシル」の副作用を隠していたと
の報道がありました。
イリイチが「脱病院化社会」で医療業界の隠蔽・検閲体質を
批判し「医療マフィア」が人々の健康を収奪すると警告して、
30年以上が経ちました。
それでもなお、情報を検閲し、患者の健康とひきかえに利潤
をあげようとする製薬会社。リストラへの不安と、残ったのは
いいとしても、大幅賃下げと労働時間の増加。そこにつけこむ
ように健康を破壊する製薬会社、という構図が透けて見えます
。
それでも「成長」しなければならない奇妙な社会にわたした
ちは生きています。(おわりなき成長神話にすがりよる斉藤環
というネオコン系精神科医は、「ひきこもりは病気ではないが
治療の必要がある」との迷言を吐いて、失笑を買いました。)
この壮大な組織的健康破壊をしているのがアングロサクソン
系の多国籍大企業だった、というのも示唆的です。
(グロ−バリゼ−ションなどやめて、製薬会社はすべて公営
にすればいい! って日本の場合国は省庁益でしか動かず英米
追随だからNPOに作ってもらうのがいいか? いやどこが作っ
ても隠蔽はダメだ。)
それを告発したのがやはりアングロサクソン系のニュ−ヨ−
ク司法当局だったのも示唆的です。アングロサクソン圏内でな
ら、人権や健康を考慮するのでしょう。これが第三世界に輸出
する薬であれば、告発しなかったのではないでしょうか?
それでも、限定つきの守備範囲であっても、医療の害毒への
抵抗は歓迎するところです。それが次なる医療の害毒への抵抗
をいたるところで生むでしょうから。
イギリスでの新自由主義政策とパラレルに増加し世界に拡が
った抗欝剤。憂鬱のもとを断つのは安定した仕事や生活です。
あるいは「自由のための文化行動(フレイレ)」です。
自分たちの権利と生命のために抵抗してこそ、クスリに頼らず
にすむのでしょう。
クスリはあくまでも最後の手段です。アングロサクソン系多
国籍企業に屠られてはなりません。いくら失業や連日の残業が
辛くても、安直に抗鬱剤に手を出さないほうがよいでしょう。
健康を希少なものとみなし、病気をケガレのごとく忌み嫌う
潔癖主義はファシズムと親和性が高い。近年は健康増進法さえ
成立させた健康崇拝をやめ、医療の害毒を減らさねばなりませ
ん。
それも「医療マフィア」の利権にがんじがらめの専門家では
なく、市民の側から訴えていく必要があるでしょう。
千田 容子
報道のリンク先を3つあげておきます。
http://www.guardian.co.uk/medicine/story/0,11381,1230239,00.html
http://www.asahi.com/international/update/0603/005.htmlhttp://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040603i207.htm
http://groups.yahoo.co.jp/group/nomorewar/message/13548
抗うつ剤で「副作用隠し」、NY州司法当局が賠償提訴(読売)
http://www.asyura2.com/0401/health8/msg/539.html
御投稿者 ネオファイトさん 日時 2004 年 6 月 03 日