現在地 HOME > 掲示板 > 不安と不健康8 > 198.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 「大変残念」と農水省課長 「責任感じたのだろう」と兵庫県知事 投稿者 エンセン 日時 2004 年 3 月 08 日 14:24:46)
関係者に重苦しいムード 浅田農産会長自殺で衝撃と落胆
記者会見で質問に答える浅田会長(手前)=7日午後4時45分、兵庫県姫路市・浅田農産本社
「生きて真実を語ってほしかった」。鳥インフルエンザ感染が確認された京都府丹波町の浅田農産船井農場を経営する浅田農産の浅田肇会長(67)が妻と自ら命を絶ち、8日朝、発見された。被害拡大をおそれ、感染ルート解明を期待する丹波町の住民や養鶏業者らに、衝撃と落胆、怒りが駆けめぐった。船井農場の大量死にどう対応したのか、なぜ届け出を怠ったのか、真相は究明されるのか。関係者は重苦しいムードに包まれた。
▽丹波町に衝撃
鳥インフルエンザ感染の対応に追われる丹波町でも衝撃が走り、町役場は重々しい空気につつまれた。職員の1人は「起きたことは起きたこととして、後々の管理をしっかりしてほしかった。創業者としてつらい立場だったのだろう」と複雑な表情を見せた。
同町の主婦谷口ゆかりさん(31)は「責任を感じていたのかと思うとかわいそうな気もするが、最後までこれまでの経緯を説明するなど、責任を果たしてほしかった」と話していた。別の住民(70)は「正直、びっくりした。なぜ自殺したのか。相当、悲痛に受け止めていたのでは」と話した。
▽「真相がやみの中に」と高田養鶏場役員
高田養鶏場の役員(52)は「府などの調査が終了していない状況で、真相がやみの中に入ってしまうのでは、と不満が残る。死んだ人に石を投げるようなことはしたくないが、生きて真実を語ってほしかった。(高田養鶏場社長の)父親も感染と分かって以来、体調を崩して寝込んでおり心配だ」と言葉少なに話した。
▽ショック受ける職員
京都府庁の農林水産部に午前8時半すぎ、浅田会長自殺の一報が入った。鶏の処理や感染ルート究明などを専門的に進めており、職員らは事態に衝撃を受け、部幹部らは会議室に閉じこもり、今後の対応を協議した。
女性職員は「現場での処理作業が軌道に乗りだした矢先で驚いた。ショックを受けた」と話していた。
▽「苦しまれたのだろう」と同業者
日本養鶏協会副会長だった浅田会長と面識がある同協会理事の中澤廣司京都府養鶏協議会会長は「気丈で協会でも常に指導的な人だったが、大変に苦しまれたのだろう。船井農場での鶏の異常を早く通報すれば天災で済んだのに、人災にしてしまった点が悔やまれる。事実関係を明らかにして、感染拡大を防ぐために協力してほしかった」と残念がった。
(京都新聞)[3月8日13時30分更新]