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(回答先: BSEと鳥インフルエンザが警告するもの:食糧自給の放棄・食の危険・飽食と飢餓・自然環境と生態系の破壊 [かけはし2004.03.01号] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 26 日 19:40:12)
徳島の藤田恵と申しますが、このページの賛同し、私の経験を踏まえた雑感を述べてみます。
皆さんは最近の狂牛病、鯉ヘルペス、鶏インフルエンザ等につい
てどうお考えでしょうか。私は現代の食文化への警告を受け止めています。
私は、田舎の千枚田(今は観光になっているが、昔の山村はほとんどが千枚田だっ
た)の農家で、小学生の頃から農林業の手伝いに明け暮れ、大雨か台風、大雪(昔は
四国でも40センチほどは珍しくありませんでした)以外の日に家の中にいた記憶が
ありません。今でも、天気の良い日に家の中にいると、何か罪悪感のようなものを感
じる、今の若い人には到底想像も出来ないような育ち方をした人間です。
田舎の農家はつい40年ほど前までは、自給自足の今で言う完全ゼロエミッション
の生活でした。大掃除をしても、捨てるものと言えば一握りの腐った釘か茶碗のかけ
ら(これも鶏の餌に混ぜていましたので捨てることはあまりありませんでした)くら
いでした。なぜかと言えば、仮に不要な物があっても、それはほとんどが木か紙、竹
などのその他の植物を材料のものですから、風呂の焚き物などに重宝なのです。
それが、今はどうだろうか。もう説明するまでもありません。全てが大量生産、大量消費、大量廃棄が当たり前です。ごみの捨て場もありません(約40円前にガルブレイスが予言しています)。食べ物も、例えば、キュウリは夏、ナスは夏から秋、シイタケは春と秋だけに採れ
る、いわゆる旬の食べ物です。そして、野菜や果物は虫が付いて(虫が食べている)のが当たり前で、反対に虫が付いていない野菜や果物はどこを探してもありませんでした。それが今では、顕微鏡でしか判らない斑点が付いていても市場の競値が半値以下になる果物がある程の異常が当たり前なのです。そのため、今はビニールハウスでどんどん石油を燃や
し、毎日のように消毒をした異常な物を、当たり前のように食べているのです。牛
肉、豚肉、鶏肉しかりです。最近の狂牛病、鯉ヘルペス、鶏インフルエンザ等、全てこの異常で間違った現代の食文化への警告です。これらを真ともに戻すためには、ドイツなどの「みどりの党」や中村敦夫さんたちの「みどりの会議」のように、今の「早く」「大きく」「高度に」から資源は有限なのだから、「ゆっくり」「小さく」「簡素に」へ、人間社会の根本的な改革以外に人類の生き延びる道はないと私も確信しています。