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(回答先: 長野県の小学校で鳥インフルエンザの疑似発生→疑似というよりも検査キットの精度の問題? 投稿者 平和屋 日時 2004 年 2 月 25 日 18:59:25)
<鳥インフルエンザ>小学校の鶏病死で検査 長野・阿智村
長野県は25日、阿智村で飼われていた鶏1羽が死に、最初の簡易検査でインフルエンザの陽性反応が出たが、2度目の検査では陰性反応だったと発表した。村立阿智第一小学校で飼われていた。同じ鳥小屋で飼われていたチャボ5羽は元気なことなどから、県松本家畜保健衛生所は「鳥インフルエンザの可能性は低い」とみているが、念のため国のマニュアルに基づき、抗体検査とウイルス分離検査を始めた。結果が出るまでに1〜4日かかる見込み。
県によると、25日午前、県飯田家畜保健衛生所が「鶏が死んでいる」との連絡を受け、同じ小屋のチャボ5羽とともにインフルエンザ迅速検査キット(簡易キット)で調べると、鶏だけが陽性反応を示した。だが約4時間後、松本家畜保健衛生所が別の薬を使う簡易キットで調べると、鶏を含めすべて陰性だった。
簡易キットはともに人間用だが、県は鳥インフルエンザ感染の可能性を早く知るため、今月からこのキットで独自検査を実施。これまでに死んだ鶏など260検体(20日現在)を調べ、陽性反応は初めて。県は鶏小屋を消毒し、県の要請で学校側は小屋やフンの捨て場所を半径数メートルの範囲で立ち入り制限している。
抗体検査は、陽性の場合、早ければ26日午後に結果が出る。陰性の場合、結果が確定するまでに抗体検査は2日、ウイルス分離検査は4日かかるという。陽性の場合は独立行政法人・動物衛生研究所(茨城県つくば市)が最終鑑定をする。
松本家畜保健衛生所の獣医は「鳥インフルエンザなら同じ小屋の鳥が全滅に近い形になるが、死んだのは1羽だけなので可能性は低い」とみているという。【西田進一郎、藤井裕介】
◇キット使用法が不適切だと誤った判定も
専門家によると、人用の「簡易キット」を鳥の検査に用いても理論上は有効だという。鳥用の簡易キットは存在しない。
簡易キットを人の診断に用いた場合、ウイルス量が一定以上なら、97〜98%の精度で感染の有無が分かる。大槻公一・鳥取大教授(獣医微生物学)は「鳥の場合でも、ウイルス量がかなり多ければ、適切な検査で、ほぼ間違いなく感染の有無が分かるはず」と指摘。しかしキットの使用法が不適切だと、実際には陽性なのに陰性となったり、ウイルス感染がないのに陽性反応を示すことはありうるという。
今回は、1度目が陽性、2度目が陰性と正反対の結果が出ており、大槻教授は「本当に鳥インフルエンザかどうかは、ウイルス分離など検査結果を踏まえて、慎重に判断すべきだ」と話す。【江口一】
◇検査結果出るまで児童を近づけない 阿智第一小
阿智第一小によると、小屋に近づかないよう児童に指導したうえで、通常通り授業をした。26日以降も授業を続ける。鶏などは児童が世話していたが、山口県の鳥インフルエンザ発生を受けて世話役から児童を徐々に外し、今月24日からは教職員だけで世話していた。学校側は「抗体検査の結果が出るまで、鳥小屋に近づかないよう児童に指導する」と話している。【反橋希美】(毎日新聞)
[2月26日2時17分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040226-00000056-mai-soci