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(回答先: 中国全人代:均衡発展打ち出す 経済過熱を懸念 温首相報告 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 05 日 15:11:11)
【北京・浦松丈二】中国の第10期全国人民代表大会(全人代=国会)第2回会議が5日午前、北京の人民大会堂で開幕した。温家宝首相が冒頭、昨年3月の就任後初めてとなる政府活動報告を行い、高度成長から持続可能で均衡の取れた安定的発展重視に転換する方針を打ち出した。また、人民元については「合理的で均衡のとれた水準で、基本的な安定を維持する」と述べ、当面、大幅な切り上げに応じる考えはないことを強調した。
温首相は報告で、インフレや金融リスクを防ぐ必要性があるとの認識を示し、建設国債の発行高を昨年より300億元減らし、積極財政政策に一定のブレーキをかける方針を示した。さらに内外から過熱も指摘される経済情勢を背景に、今年の成長率目標を昨年実績の9・1%を下回る「7%前後」にとどめた。
昨年の報告では人民元為替レートには触れていなかったが、今回は安定維持をあえて強調した。内外から高まる切り上げ圧力を意識したとみられる。
具体政策では都市と農村、沿岸と内陸の経済格差縮小や社会的弱者への目配りなどで、均衡ある発展に努める姿勢を示し、西部に加えて初めて東北地方の振興戦略を盛り込み、日本などからも積極的に企業誘致を進める方針を示した。
外交面ではイラク戦争後の国際情勢の変化に言及。地域の平和と安定維持を優先する考えを示した。台湾問題では平和的な統一に「最大の誠意と努力」を傾ける方針を確認する一方、台湾独立に改めて強い反対を表明した。
また、温首相は「人民の監督を自覚をもって受け入れる」と述べ、情報公開制度の確立によって政策運営の透明度を高めていく方向を示した。
◆温家宝首相の政府活動報告の骨子◆
・経済成長目標は7%前後
・建設国債は1100億元、前年比300億元減
・人民元の安定維持
・農民の収入増に努力
・西部大開発と東北地区の振興推進
・都市部で雇用拡大、新たに900万人増
・反腐敗闘争を強化
・台湾独立分裂活動に断固反対
[毎日新聞3月5日] ( 2004-03-05-14:35 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040305k0000e030020001c.html