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(回答先: 年金:厚労省、世代別の受給額試算 格差が明確に [毎日新聞]【75〜95年生まれの人は全保険料支払いの1.1〜1.2倍:それさえ嘘っぽい試算】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 23 日 21:47:35)
厚生労働省は23日、今国会に提出している年金改革関連法案に基づき、年齢別の保険料負担と年金給付額についての推計を公表した。
1935年生まれのモデル世帯の場合、厚生年金では本人が納めた保険料の8・3倍の年金を受給できる。若い世代になるにつれて保険料に対する給付額の割合は低くなり、来年20歳になる1985年生まれは2・3倍になる。「世代間の格差」は、依然として残っている。
政府が今月10日に年金改革関連法案を国会に提出したことを受け、厚労省は今回、年金の負担と給付に関する年齢別試算を示した。
同関連法案では、厚生年金の保険料率(現在は年収の13・58%を労使折半)を毎年引き上げ、2017年度以降は上限18・30%で固定する。国民年金保険料(現在は月額1万3300円)は2017年度までに、上限の1万6900円まで引き上げる。厚生年金の給付水準は、モデル世帯の場合、現在は現役世代の平均手取り収入の59・3%だが、2023年度までに50・2%に引き下げる。
推計は、改革案に基づき、厚生年金モデル世帯の夫婦が、60歳時点の平均余命まで生存したとの前提で、保険料と給付額を計算。国民年金は40年加入した時の1人あたりの保険料と給付額を算出している。
推計によると、来年70歳になる1935年生まれの夫婦は、670万円の保険料を負担したのに対し、厚生年金の給付額は8・3倍の5500万円になる。保険料に対する給付額の倍率は、若い世代になるにつれ低くなる。来年20歳になる85年生まれの夫婦は、3300万円の保険料を負担しても、2・3倍の7600万円の給付しか受け取れないことになる。
国民年金では、1935年生まれの人は、保険料の5・8倍の給付を受け取れるのに対し、85年以降に生まれた人では1・7倍にとどまる。
世代間の格差は、高齢化で給付費が増える一方、少子化で保険料を負担する世代が減っているため、拡大している。政府が戦後の経済成長期に給付水準を大きく引き上げながら、将来世代に負担を先送りしたことも、格差拡大の要因だ。
◆厚生年金モデル世帯=平均的な賃金を受け取っている夫が20歳から60歳まで厚生年金に加入し、妻が40年間専業主婦という世帯。厚生年金の年金額や給付水準を示す時の例として使われる。モデル世帯の年金額は、夫婦2人分の基礎年金と夫の厚生年金報酬比例部分の合計。
(2004/2/24/01:46 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040223it14.htm