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(回答先: 日本の米国債買い越し、15兆円 03年度、前年の5倍 [朝日新聞]【資本収支約8兆1000億円の黒字!:円高・株高の要因:政府が代わりに21兆円の流出】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 22 日 14:12:27)
日本の経済評論家の多くは政府が莫大な円貨を使ってドルを支えており、そのつけは国民の税金に回ってくると非難していますが、これは彼らが円貨は"fiat money"である事を理解していないからです。前に私は政府が為替介入に何百兆円使おうと意に介しないと云いましたが、2003年度の資本収支が8兆1000億円の黒字になった事で、日本政府は(真の意図かどうかは別として)民間資本の外貨が円貨にもどり、外貨に対するリスクを政府が肩代わりした事になります。つまり、民間が外貨を保有すれば円貨が暴騰した場合に国民の貯蓄が大損害を被りますが、その前に政府が民間の外貨を全部肩代わりしていれば国民の貯蓄には何の影響もありません。政府が損したのは円貨の印刷代だけです。アメリカがドルをじゃんじゃん刷るのは、彼らは米ドルが'fiat money'である事を理解しているからで、それに対抗するには日本も円貨が'fiat money'である事を利用すれば良いのです。何度も書きましたが、日本の皆さんは今の内に所有の外貨を円貨にもどし、政府に損を引き受けて貰う事です。こんな事をしてくれるのは世界で日本政府だけです。