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(回答先: カネボウ救済劇のナゾ [日刊ゲンダイ2・19]【企業救済を名目にした“銀行救済”策】 投稿者 あっしら 日時 2002 年 2 月 18 日 22:52:51)
カネボウが産業再生機構に支援を要請した際に示した再建計画案が18日、明らかになった。計画では、再生機構の拠出額は全体で4270億円にのぼっている。
ただ、再生機構はカネボウの資産査定などを行い、計画の妥当性を厳しく検討する方針で、カネボウの提案が大幅修正される可能性もある。
計画では、カネボウ本体から化粧品事業を分離して設立する化粧品事業会社の資本金を1500億円とし、この51%にあたる約770億円を再生機構が出資するよう求めている。さらに、カネボウの有利子負債5200億円(昨年9月末)のうち3500億円を新会社の負債に振り替え、貸し手の銀行などから再生機構が額面で貸出債権を買い取る。
カネボウは、負債の移し替えで、本体の負債を約1700億円に圧縮するほか、再生機構が出資する770億円を活用して、カネボウ本体の債務超過629億円(9月末)を解消する方針だ。ただ、再生機構の投入額が4000億円を超え、花王への売却計画よりもカネボウの化粧品事業の「価値」を大きく見積もっており、再生機構がカネボウの「言い値」通りに認めるかどうかは不透明だ。
(2004/2/19/03:05 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20040219i201.htm