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(回答先: 海運業界は空前の好況…中国の“輸入熱”など背景に [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 13 日 19:47:16)
造船、中国特需に沸く 輸出契約は戦後最高
http://www.asahi.com/money/topics/TKY200402110184.html
造船業界が受注量を飛躍的に増やし、久々の活況を呈している。03年の日本の船舶輸出契約量は前年の2倍以上に増えて戦後最高を記録した。中国の経済成長で、鉄鉱石や石油、穀類といった中国向けの物資運搬用に船舶需要が高まっているためだ。昨年秋口からの円高や、安値受注による船価の頭打ちという問題は抱えるが、04年も好調が持続するとの見方が強い。
日本船舶輸出組合がまとめた輸出契約実績によると、03年は2676万総トン(564隻)で前年比2.2倍になった。石油危機直前の、世界的な好景気による空前の造船ブームに沸いた73年に記録した2583万総トン(574隻)を上回り、戦後最高だった。
鉄鉱石などを運搬するバラ積み船が1704万総トンと前年の1.5倍に増えたほか、コンテナ船を含む貨物船も238万総トンと5.0倍の高い伸び。
これらの多くが、中国向け物資運搬のための、海運会社の新造船発注によるものだ。中国ではビルや高速道路の建設、08年の北京五輪に向けたインフラ整備などが活発で、タンカーや自動車運搬船の需要も高い。
造船各社の受注状況でみると、02年秋に日立造船とNKKが造船部門を統合して発足したユニバーサル造船の受注量は、前年比152%増(統合前の両社の受注分含む)の425万総トン。三菱重工業も台湾の海運大手エバーグリーングループ向けのコンテナ船受注などで前年の5倍以上の290万総トンを記録した。石川島播磨重工業も、中国関連のコンテナ船需要の追い風で、コンテナ船の受注が02年のゼロから一気に12隻になった。
これら受注量の増大で、各社とも3年分以上の手持ち工事量を確保した計算。日本造船工業会の伊藤源嗣会長(石川島播磨重工業社長)は、「03年ほどの大幅な受注増にはならないだろうが、増加は04年も続くだろう」との見方を示す。
ただ、タンカーや大型客船などに比べ、バラ積み船やコンテナ船の単価は安い。技術的にもそれほど高度ではないため、アジア各国との競い合いで安値受注を余儀なくされている面も、業界では指摘されている。
(02/11)