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(回答先: イッシングECB理事:ユーロ高はインフレ抑制に効果-独紙(2) (ブルームバーグ) 投稿者 たくげん 日時 2004 年 2 月 11 日 13:57:13)
ウェルテケ独連銀総裁:ユーロ相場、ユーロ圏経済に関するコメント (ブルームバーグ)
http://news.www.infoseek.co.jp/business/story.html?q=10bloombergto7151910&cat=10
【記者:Sonja Dieckhoefer 、Christian Baumgaertel】 2月9日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、エルンスト・ウェルテケ独連邦銀行総裁は9日、ユーロ圏の経済成長と物価、ユーロ相場などについて次のようにコメントした。連銀のデュッセルドルフ支店での講演原稿および講演前に記者団に対し語った内容をまとめた。
ユーロ相場について、「一般的に、為替相場の実質ベースでの上昇は価格競争力を失うことにつながるが、輸出需要に与える為替相場の影響を過大評価すべきではないし、経済に対する影響に対しても同様だ。
過去の経験から分かるように、世界的な貿易と経済の勢い(モメンタム)のほうが為替相場の水準よりはるかに大きな影響力をもつ。強い通貨自体は好ましい」「為替相場は欧州金融当局にとっての目標ではないが、物価動向を判断するうえでの材料の1つではある」
現時点で利下げや市場介入の状況にはない
ユーロ相場の水準に不満を感じた場合、利下げやユーロ売り介入で対応するかとの質問に対して「現時点ではそうした状況にない」
7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)声明に関しては、「G7声明は為替相場の安定化に寄与すると期待している」 欧州にとって、G7声明は勝利といえるかについては、「勝利や敗北ということではない。一方にとって勝利と言えば、他方にとって敗北であったことを意味する。声明は雄弁に物語っている。これは共同声明だ。ドバイでの声明には欠けていた透明性がある」「G7は一枚岩だ。(為替相場に関して)誤った解釈をすることはもはや不可能だ。G7諸国が為替相場の安定と緩やかな調整が望ましいと考え、柔軟性のないところに関しては柔軟性を高めることを望んでいることは明確だ」
ユーロ圏経済については、「過去数週間、景気回復が始まったことを確認する指標が発表されている。
まだ力強い上向き傾向ではないが、反転した景気は定着してきている」 「欧州経済をけん引しているのは、現時点では世界経済だ。米国やアジア諸国の景気拡大に引っ張られて貿易が顕著に伸び、それによって欧州諸国の輸出需要が回復している」「欧州経済の見通しは明るいが、リスクはある。米国の経常赤字問題を軽視すべきではない」
物価は安定、インフレ率2%未満で推移へ
欧州金利については、「ユーロ高に伴い、行き過ぎた流動性や需要の高まりはあっても、ECBは政策金利を比較的低位にとどめることが可能だ」
物価については、「中期的に、物価の安定見通しは極めて安定的だ。価格面で大きな衝撃がなければ、2004年を通してインフレ率は2%未満を継続すると予想する」
原題:ECB's Welteke Comments on Euro, Bundesbank Profit (Update2)(抜粋)
[ 2004年2月10日8時16分 ]