現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産33 > 391.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: フロリダG7が開幕-世界経済の成長をアピール、ドル安是正は微妙 (ブルームバーグ) 投稿者 たくげん 日時 2004 年 2 月 07 日 22:42:37)
フロリダG7:声明は「柔軟性」残しながら「過度の変動に釘」も (ブルームバーグ)
http://news.www.infoseek.co.jp/business/story.html?q=07bloombergto1581533&cat=10
【記者:下土井京子】 2月7日(ブルームバーグ):米フロリダ州のボカラトンで開催されている7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の2日目会合が、7日午前(日本時間7日夜)に始まる。市場の注目を集める共同声明の文言は、米国が望む為替相場の「柔軟性」を残しながらも、日本と欧州が望む「安定性」と妥協を図る形で、「過度の変動に釘(くぎ)をさす」文言が盛り込まれる可能性が出てきた。
米大統領選を控え、現行のドル安を事実上容認している米国は、「柔軟な為替制度」の文言を盛り込んだ前回ドバイのG7共同声明を踏襲したい考えだ。前回G7後に進んだドル独歩安のあおりを受けた日欧は、「柔軟性」の文言を削除し、市場に再び誤解を与えないよう「安定的な相場」の重要性を盛り込むよう要望しているが、米国は消極的な姿勢を示している。
結果として浮上しているのが、「柔軟な為替制度」を残したまま、「過度の変動は望ましくない」とする両論併記の内容だ。各国に共通しているのは、市場に分かりやすいメッセージを送るという姿勢だ。前回G7の共同声明が市場に「ミスリードされた」(財務省幹部)苦い経験を受け、各国の思惑よりも市場がどう受け取るかという配慮に、より重点を置いて協議が進んでいるもようだ。
声明には財政再建の強い意志表明も
元財務官の内海孚・国際金融情報センター理事長はG7に先立ち、ブルームバーグニュースとの会見に応じ、「今の為替相場で過度の変動が起こる懸念があるという認識が共有できれば十分だ。その後に『協力する』と明記し、状況判断の部分で共通の見方を共有できればよい」との見方を示した。G7関係者の間からも、G7声明は概ねこうした見方に沿った内容になるのではないか、という見方が出始めている。
G7参加者の1人であるメール仏財務省は会合に先立ち、「ドバイの声明に誰も満足していない。現状に合わせて全員が満足いくように、語句あるいは表現を変えたい」と発言。谷垣禎一財務相も「(為替相場は)柔軟性と安定的という両方要素がある。どう表現するかは、これから議論しなければならない」と述べた。
G7ではまた、市場が米国の財政赤字をドル安要因として懸念していることを念頭に置き、構造改革の一環としての財政再建の強い意志を声明に盛り込む方向でも協議するもようだ。ブッシュ米大統領は先月20日の一般教書演説で、過去最大の4800億ドル(2004年度)に上る財政赤字を向こう5年間で半減させる公約を掲げており、G7声明にも米国の赤字削減へ向けた姿勢が反映される可能性が出てきた。
[ 2004年2月7日18時8分 ]