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[ワシントン 1日 ロイター] ブッシュ米大統領は、2日に発表する2兆4000億ドル規模の2005会計年度予算案で、数十の政府プログラムを削減し、法人税の控除措置を縮小し、また過去最悪の5210億ドルに上る財政赤字を1年で約30%削減し、2009年度に半分以下にするという目標を掲げる。
しかし、身内の共和党からも同大統領が予算を実現できるかどうかを疑問視する声が出ている。この予算案には、2005年度以降も米軍のイラク駐留を続けるのにほぼ確実に必要となる数百億ドルの予算が含まれておらず、中産階級の利益を守るために政治的に必要となる税制改革のコストも入っていない。
予算の伸びが最も大きいのは、国土安全保障省と軍で、4017億ドルに増大した軍事予算によって国防関連企業が恩恵を受ける見通しだ。
一方、環境、農業、エネルギー関連の予算は抑えられた。財政規律の維持を強く求める向きからの批判に備えて、同大統領は、国土安全保障と国防予算を除く分野で、裁量的支出の伸びを0.5%にとどめることを提案する。この数字はインフレ率を下回っており、実質的な予算縮小に相当する。
今回の予算案では、今年度に過去最悪の5210億ドルとなっている財政赤字を2005年度に3640億ドルに、2009年度に2370億ドルにする、となっている。