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(回答先: 指定取り消し、自治体により対応に差 介護報酬不正請求 (朝日)出来てまもない介護保険制度もあっという間に制度破綻 投稿者 M 日時 2004 年 1 月 28 日 15:33:58)
介護報酬の不正請求急増、4年で25億円 厚労省調査
http://www.asahi.com/national/update/0128/004.html
介護報酬の請求とチェックの仕組み
介護保険のサービス事業所が介護報酬を不正請求して市町村から返還を求められた総額が、00年度に制度が始まってから累計で25億円に上ることが厚生労働省の調査でわかった。初年度は3200万円だったのが、2年後には50倍に急増している。自主返還分などを合わせた不正請求の総額はさらに膨らむとみられる。同省は実態調査に乗り出す一方、2月にも内部告発の窓口を都道府県の国民健康保険団体連合会と市町村に設ける。
今回集計されたのは、サービス提供の指定を取り消された事業所が不正請求した額。ホームヘルパーなどの訪問介護で利用していない人のサービス料を架空請求したり、時間やサービスの回数を水増し請求したり、といったケースが最も多い。
都道府県の監査で不正がわかり、指定を取り消された事業所は、00年4月から今年1月7日までで33都道府県で201。介護保険を運営する市町村が返還を求めた金額は、加算金(40%)を含めて24億9000万円になる。不正発覚のきっかけは、事業所の職員や元職員などの内部告発に基づく抜き打ち監査などが半数近くを占める。
年度別では、初年度が3200万円、01年度が2億3000万円で、02年度には16億1000万円と急増。03年度は1月7日までで6億2000万円となっている。都道府県別では、監査態勢を強化した京都府が12億1000万円と最も多く、42事業所が指定を取り消された。次いで北海道が3億1000万円、福岡県が1億6000万円、静岡県が1億1000万円、徳島県が1億円となっている。岐阜県は3568万円、愛知県は1860万円だ。
このほか、不正請求がわかっても「サービスがなくなると、混乱が生じる」などとして指定取り消しを見送るケースもあり、実際の不正請求額はさらに増えるとみられる。厚労省はこれまで把握していなかった指定取り消し以外の不正請求(過誤請求を含む)を合わせた02年度分の全体額を調査しているが、取り消し分の2倍にあたる30億円前後に達する見通しだ。
厚労省は、高齢化と制度の浸透でサービス費が膨らみ、民間事業者の参入が増えていることが急増の要因としているが、監査にあたる都道府県職員が不足し、事業所に出向く頻度が少ないことも不正請求を招く背景にあるとの指摘もある。市町村の保険財政が厳しくなり、サービス費の増加は保険料にもはね返ることから、厚労省は不正の防止と摘発を制度改革の課題の一つに掲げている。
同省は内部告発などの情報提供を受け付ける窓口を、早ければ2月に市町村や、介護報酬の審査や支払いをしている国保連に設けることにしている。
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<介護報酬の請求と審査> サービス事業所は、利用者の自己負担を除いたサービス料の9割を都道府県の国民健康保険団体連合会に請求。国保連は、請求が適正かどうか審査して報酬を支払う。都道府県はサービス事業所を指導・監査する。都道府県職員が事業所に出向く実地指導は、原則として特別養護老人ホームや介護老人保健施設などが2年に1回、訪問介護などの事業所が3年に1回。国保連や市町村に寄せられた苦情や情報提供で抜き打ち監査をする場合もある。 (01/28 03:08)