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(回答先: Re: あっしらさんどうもです。 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 3 月 31 日 00:12:47)
長壁さん、
私も戦争を知らない子供たちでした。
生まれてしばらくるすと朝鮮戦争が起こったけど、記憶にはありません。
でも九州の山の中に居たとき近くに遊びにゆくと警察予備隊が演習をしていました。
私はそこへよく遊びに行きましたが、警察ではなく軍服を着て小銃を携えていました。
彼らがドラム缶の風呂に入っていたのを覚えています。
高校生になってすぐ私はナチスによるユダヤのホロコーストを勉強しました。
高校の図書館でアイヒマン追尾行でしたがタイトルは忘れました。ナチスの人間の脂肪から石鹸を作る話や女性への拷問は凄惨をきわめたものです。
ヘミングウェイの「武器よさらば」は感銘を受けました。
ベトナム戦争の残虐性はブラウン管からも伝わりました。
国内の反戦運動は急進化しましたし学生運動も反日共系が世論をリードしました。
労組も急進的組合を中心にマッセンスト(山猫スト、実は待望論)を唱えるところまで現れました。
私も怒りをバネに安保闘争に立ち上がりました。
学生運動も体験しました。
労組活動も行いました。
でも常に自分の限界を露呈してしまいました。
勉強したつもりでイデ闘をやっても常に限界がついて回ります。
人に接する態度が一番問題になるわけです。
悩みを共有し問題点を抉り出し次の組織活動で実践して行く。
議論は人にかつためにあるのではない。
議論に勝って人に負けるといわれます。
勝っても後味が悪い。人を失います。
屁理屈並べて勝ったがゆえに嫌われていた人間を知っています。
パトスでは運動の継続はできません。
延々と組織活動を続けるのが活動家ですから。
粘り強さが求められます。
しかも運動を通じてしか組織は強化されません。
こういう私も会社からパージされてしまった一人ですけど。
今は昔の話ですけど、戦争を風化させない努力が必要です。
風化させてしまったからこそいまや平然と歴史を偽造するようになったのです。
国民は「そんなもんか」と受け止めてしまっています。
眼前のアフガン・イラク・パレスチナの戦禍苦しむ人々をこの日本でどう救うのか前向きに考えてください。
再度いいますが、議論は人に勝つことが目的ではない。