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マルクスの間違いは私有財産の否定だった。だが本来の不平等の原因は他者の労働の私有化がそもそもの始まりである。私たちは人間性という中で奴隷制を廃止してきた。だが奴隷制も現在の労働の売り買いをする社会、どのような違いがあるというのだろうか。両者も同じ他者の労働の私有化ではなかったのか。労働を売ることができない者それは失業という名の下に生存することさえできない状況に追い込まれる。労働を売り買いする社会。今後ますます生産性が上がれば、当然のこと労働を買う側が労働力を必要としなくなることは確実だ。つまり失業者がより増えるということになる。
マルクスが不平等の始まりを私有財産だと決めないで。不平等の始まりを他者の労働の私有化だったということから、哲学を組み立てていたなら。人間同士の労働の売り買いを禁止するという形の社会になっていただろう。そこには言論の自由があり、民主的な選挙で代表が選ばれ、ソビエト国家のように社会主義の終焉もなく、人々の自由が守られた社会があったはずであり、失業者などという者もいない社会があったはずである。人間同士労働の売り買いをする社会、それは異常なのである。そして遠い未来になるかも知れないが、労働の売り買いが禁止される社会が確実に来ることだろう。奴隷制度が禁止されたように。