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(回答先: デフレを金融政策だけで解消することは無理です 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 02 日 18:04:03)
あっしらさんレスありがとうございます。(なのに遅れてごめんなさい)
ご紹介していただいた関連投稿は非常にいい勉強になりました。ありがとうございます。
>数学的にはそう言えますが、現実的な論理ではありません。
とありましたがこれは
あっしら:『妄言を吐く者からの反論』(http://www.asyura.com/2002/dispute4/msg/149.html )のなかにありました「供給は国内からだけとは限らない」ということと、また年収300万という言葉に象徴されるような富の分配の極端な偏在が解消されなければ景気回復には至らないということでしょうか?
前者はお金があっても輸入に使ったら国内に金が残んないから意味がない。後者は金持ちは貰った金をすべて使うわけではないからお金の”死蔵”が起こると、こう解釈させていただきました。このことに関して言えば正直全く考えていませんでした。素直に脱帽です。ただそれでも現在のように貸し渋りどころか貸し剥しとまで言われている状況ではいくらかは効果があるのではないでしょうか。
(これは、金融政策だけでは無理であり、国家の経済政策や税制変更、そして何よりも、総資本(企業全体)の態度変更を必要とするものです。)
このことに対しては確かにしっかり考えなければなと感じさせられました。
ところで「だめ企業」という言葉がありましたが、確かに本当に駄目なところもあるのでしょうが、そのうちのいくらかは世の中のマネーサプライが増加すればだめ企業でなくなるのではと思うのです。銀行が融資をしないなら銀行が安心するまで日銀を味方につけた上で政府中小企業支援制度とか何とかすればよいのではないでしょうか?
>あっしら:日銀が一過性のお金を撒いても「デフレ不況」を解消することはできない
>可能性が高いと思っています。
>120兆円まいたとしても、それが1回限りのものであれば、それを全額消費に回し
>たとしても、それを使い切った時点でものすごい反動が起きます。
>新たに発生した120兆円のために物価が上がり、企業のなかには生産を増強すると
>ころもあるでしょうが、120兆円が使い切られた時点で、物価は急激に低下し、
>増強した生産設備は過剰になります。
>一時の夢、ないしは、「祭りの後」になるはずです。
とありましたが、通貨発行を伴った上での商品券のようなものを国民にくばり、それを日銀が通貨発行によって引き受けるという形にすればよいのではないでしょうか。通貨発行と信用創造の違いは前者基本的に不滅ですが後者は銀行に返されれば消えることにあると思います(余談ですが、だから企業は全体としてエンドレスで借り続けなければならなくなる。しかも銀行に返すときは利子を付けなければいけないから常に以前より多く借りることを必要とする。故に近代経済システムにとって成長とは国民の幸福のための手段ではなく、それ自体が義務となる。というようなことを何かで読んだ覚えがあります)。
一時の夢、や一過性とありましたが国民が使ったお金は(商品券なら使うしかない)企業にいき且つ通貨発行ならお金は消えませんので、企業はそれを幾らかは社員の給料にするでしょうし、設備投資などに向かうものもあると思います。そうなれば新たな需要が生まれます。いかがでしょうか?
ところで余談なんですが、何気なしに「デフレ不況」という言葉を使ってたんですが、よく考えるとバブル崩壊から確かに成長は殆どないですがGDPは別に縮んでませんよね。なのに失業は増えるし「年収300万」は流行語だし、、、やっぱりおかしいですね。
ところで(ところでが多くてすみません)参考書き込みの中に「供給→需要」とあったのですが、これは企業が稼いだお金は社員に配るなり原材料買うなり設備投資するなりしてまた需要に向かう。だからちゃんと使わないと供給>需要になるということですよね。
これについてふと疑問に思ったのですが、例えば企業Aが機械を買うために銀行Bからお金を借りる。そして機会を買う。 このような場合需要→供給になってはいないでしょうか?
お忙しい中何度も噛み付いて申し訳ないのですが、暇なときがありましたら付き合ってください。