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(回答先: 今の日本の右派は日本史上最低最悪の右派だ 投稿者 スパルタコス 日時 2004 年 2 月 04 日 09:54:23)
ネット右派は、街宣右翼は在日という。では、かつての地元の街宣右翼はどういう主張をしていただろうか?彼らは別に今のネット右派・石原・松沢ほど、DNA発言のような偏見むき出しのひどい差別主義を主張しなかった。「北方領土を返還せよ」「暴走族を撲滅しよう」「地元の産業を振興せよ」「郷土愛」「青少年の健全な育成」「皇室崇拝」
今のネット右派には、アジアの追い上げによって、ナンバーワンの座を奪われているという焦りがあり、それが韓国人や中国人への差別発言につながっているのではないか。彼らは「韓国人や中国人は中華思想。だから日本より劣っている。よって日本は優れている」という言葉しか出てこない。かつての地元の右派も「竹島は日本固有の領土」や「日本海は日本海。国際的に認められた呼称」「W杯のゆがんた韓国ナショナリズム」といった主張ならするだろう。だが、同時に日韓親善を言える言語感覚があるのだ。中国に対しても、北朝鮮に対しても、「日本は」「地元は」「韓国政府は」「中国政府は」「北朝鮮政府は」「こうすべきだ」「認めるべきだ」等と言っても、決して末端の庶民も丸ごと含めて罵倒の対象として、「殲滅すべし」というような汚さというのはなかった。たとえ軍歌を鳴らして走り回っても。その主張は実に真面目なものだった。
今のネット右派にはかつて地元右翼にあった「日本」「郷土」の「こうすべき」という未来形がないんだ。「中韓はこうである」「日本はこうである」という「である」論だけで。前向きさが全然ない。インターネットが出る前、右派ってこんなんではなかったと思う。皇室崇拝であっても、もっと、こんなレッテル張りだけの連中ではなく、もっとストレートで純粋なものを持っていたと思うんだ。中国人や韓国人・朝鮮人と比べてどれだけ優れている、そんな小さな比較ではない、思想があったはずなんや。そういうものが今のネット右派にはないんや。かつて私は日本の右翼は欧州のネオナチに比べれば大人しいもので、大衆に対する客観性や説得力日本の右翼は欧米では穏健派だと思っていた。しかし、今の地方行政やネット界はむき出しのネオナチが目立っている。この13年間の不況で自信を喪失した日本人の間では、かつての街宣右翼の穏健な主張を超える悪質な極右人種差別主義・排外主義が市民権を得て、普通の日本人の顔をしているのだ。