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(回答先: 日本人は再び戦前を演出されるか? 投稿者 たけ(tk) 日時 2004 年 1 月 11 日 21:24:02)
『週刊金曜日』というのはうわべの奇麗事発言とは裏腹に
構造的にはまさしく庶民を抑圧する体質をもった雑誌だ。
そそらく自らの「正義」に、頭の芯までイカレている連中の巣窟だろう。
思考に幅がないというか、
自分たちの「基準」にちっとでも合わない者は
問答無用で切り捨て、排除するというひどく偏った、余裕のない雑誌であり
それはあの恐怖政治のあった旧ソ連のスターリニズムを彷彿とさせる。
六年前だったか、本多勝一が編集長をやっていたころ
知り合いの編集者に頼まれて二、三度阪神大震災の記事を書いた。
ところが、あの雑誌社の現在の編集長派と本多勝一派との間の暗闘というか
陰湿な派閥争いの薄汚い謀略に巻き込まれて
無関係なわたしは筆舌につくしがたい、ひどいめにあった。
いきなり本多勝一がわたしの家を訪ねてきて、わたしが懇意にしている
編集者からのわたしへの手紙を見せろという。
冗談ではない! と断った。
にしてもなんと失礼なやつかと思った。
人の家へのこのこやってきて、私信を見せろなんていう要求を
子供のころからひそかに尊敬していた人の口から聞くとは、
まったく唖然呆然だった。
わたしの拒否に合って本多は冷静を取り戻したのか『金曜日』内の
陰湿な派閥争いについて語ってくれた。
そして佐高信というアホひょ〜ろん家に対する憤懣を吐露して
その日は帰っていった。
わたしたちは正義を振りかざす雑誌の、うわべの論調や内容に
騙されてはいけない。
論の内容はどうでもいい。その構造をみなければ、発言者の本質は見抜けない。
かつて佐高信というアホと論争したことがある。佐高信が
戦争中、憲兵は笑っている人を見かけると叱責した。
「この非常時にニコニコ笑っている場合か!」と。
わたしたちは「眉間にシワを寄せて」批判するのではなく
もっと笑顔をもって話そうではないか」
と、クソ真面目に社会問題を論じている人たちに笑顔で
ニコニコ語れと書いた。
これは一見、正論である。しかしわたしはこう反論した。
戦時中、憲兵が笑顔を禁じて真面目な顔でいろと強制することと、
戦後、佐高信が「笑顔」を推奨することとでは内容は正反対である。
しかし、「真面目顔」を強制するのも「笑顔」を押し付けるのも
ともに構造としては「強要」という内実をもっている。
わたしたちは真面目な顔をしたいときはするし、笑顔をしたいときはする。
表情をだれかに押し付けられたくは無い。
つまり、一見、憲兵と佐高信の発言は正反対に見えるが、
構造としては抑圧の構造をもっていて同じ発言なのである。
この後、佐高信と論争があって、わたしの一方的勝利に終わったのだが、
今度は現在の編集長一派と組んで、わたしへの批判キャンペーンを始めた。
その内実はまさしくスターリンの恐怖政治そのものの薄汚いやり口だった。
結局、本多は編集長をやめ、わたしが懇意にしていた編集者はこの雑誌社を去り、
わたしはこの糞たまりのような雑誌社との関わりをこちらから
永久に閉ざした。
このような雑誌社を持ち出す奴を、わたしは決して信用しない。