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■「明徳専案」小池環境相に240万のドレス? Vol.270 03/02/04
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●HP(登録・解除) http://www.emaga.com/info/xp010617.html
台湾の情報機関・国家安全局に係わる秘密資金工作「明徳専案」
(「明徳プロジェクト」)については、以前当メルマガ上でも、フ
ォローしたことがあった(末尾の<参考>記事を参照)。
<参考>バックナンバー
http://sv3.inacs.jp/bn/?2002030060718851004246.xp010617
http://sv3.inacs.jp/bn/?2002030062220135008906.xp010617
http://sv3.inacs.jp/bn/?2002030064555144011913.xp010617
http://sv3.inacs.jp/bn/?2002030066583021011430.xp010617
http://sv3.inacs.jp/bn/?2002040019818391017380.xp010617
http://sv3.inacs.jp/bn/?2002050062847990017054.xp010617
<参考>国家安全局
http://www.nsb.gov.tw/
http://www.fas.org/irp/world/taiwan/nsb.htm
今回新たに香港『星島日報』が「絶対機密文書」を暴露したとこ
ろ、当時からこの問題を追いかけ、中国語も堪能なジャーナリスト
・和仁廉夫(わにゆきお)氏から、記事の翻訳文を提供していただ
いた。同氏の御好意で、当メルマガ上での転載の許可が得られたの
で、末尾のとおり紹介する。
和仁氏は多数の雑誌メディア等で活躍しており、
2003年9月16日号の週刊エコノミスト(<日本政界にも波及
か 李前政権をめぐる「黒金」疑獄>)でも、明徳プロジェクトに
ついて報道している。
その他、複数の著作がある。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%98%61%90%6D%97%F5%95%76/list.html
<参考>和仁氏プロフィール
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9974539064
実に驚くべきことに、氏は2002年当時から、「明徳問題は必
ず再燃する。台湾総統選を睨んで文書が暴露されるに違いない」な
どと分析していたところ、まさに今回それが的中したのである。
なお、氏の連絡先メールアドレスは
loonngarn@nifty.com
である。内容に関する問い合わせは直接和仁氏宛でお願いしたい。
さて、新たに李登輝と「親密な交際」があるとして、名指しされ
たのは小池百合子・現環境大臣である。
http://www.yuriko.or.jp/profile/profile.htm
小池議員に贈られた「240万円の高級ドレス」とは一体何なの
か?関心のある読者は以下の記事を熟読されたい。
<参考>小池議員ホームページにみるツーショット写真
http://www.yuriko.or.jp/alubum/ritouki/ritoukiphoto.htm
http://www.yuriko.or.jp/alubum/taiwan/taiwanphoto.htm
http://www.yuriko.or.jp/alubum/taiwan/ritouki.htm
■<和仁氏による全訳>李登輝が「黒金外交」を主宰(2月26日
香港『星島日報』)
http://www.singtao.com/search/fullstory.asp?andor=or&year1=2004&month1=2&day1=2&year2=2004&month2=3&day2=2&category=a&id=20040226a01&keyword1=|K金外交&keyword2=
(総合報道)一昨年3月、台湾の国家安全局(CIAに相当する
特務機関)が機密資金を経費として運用していたことが露顕した。
その黒幕はいうまでもなく李登輝前総統その人である。さきほど、
台北地方法院は「国安密帳案」(国家安全局機密費流用事件)に関
して、李登輝の証人喚問を準備している。(訳者注:すでに4月1
4日水曜日に内定している)
このような敏感な時期に、本紙は特殊ルートを経て、国家安全局
の「絶対機密文書」の独占入手に成功した。これは2002年(3
月21日に)発覚したのと同種の性格をもつ文書だが、「明徳プロ
ジェクト」の内容がつまびらかに記されている。李登輝みずから国
家安全局の機密費を使い、日本の政府要人を買収し、かの国の外交
政策に影響を与えていたことを明らかにするものだ。
本紙が一昨年明らかにした「明徳プロジェクト」の日本側メンバ
ーは、元防衛事務次官秋山昌廣だった。このたび入手した絶対機密
資料には日本側メンバーがすべて明らかになった。すなわち、参議
院議員椎名素夫、内閣総理大臣補佐官岡本行夫、外務審議官加藤良
三、防衛庁顧問佐久間一上将、海上幕僚長夏川一也、予備役中将小
西岑生の面々だ。
台湾と日本の「明徳チーム」の協力内容は相当広汎におよぶ。たと
えば、1997年9月14日から18日まで、彭榮次(訳者注:李
登輝側近の財界人、工場プラントなどを海上輸送する台湾輸送機械
を経営。実は明徳チームの中心)が訪日。橋本龍太郎首相(当時)
を訪問して中国情勢の報告を受けた。1998年に岡本行夫はつご
う5回台湾に赴き、3月13日にサンフランシスコで開催された「
日米安保会議」の状況ならびに、2回にわたって訪中した状況を報
告した。このうち、訪中1回分の費用は台湾の国家安全局が負担し
たものである。1998年5月4日には、佐久間一上将が台湾入り
し、台湾側の「明徳チーム」メンバーと「日米防衛指針」に関する
問題について討論をおこなった。同年10月29日から31日にか
けて、楊六生(訳者注:日米を担当していた国安局スタッフ)と彭
榮次、張榮豊(国安局スタッフ?)が日本に赴き、日本側メンバー
に「●(上が古、下が幸の字)汪会談」(引用者注:中台両岸に関
する会議か?)の状況について報告した。
1998年初頭、米国のクリントン大統領が中国を訪問したが、
この訪問の最大の成果は、米国が台湾政策について、「3つのノー
政策」を表明したことにあった。そののち、中国の江沢民国家主席
が訪日し、日本にも(クリントンと)同様な態度を期待したのだが
、その結果は北京を失望させるものだった。国家安全局の機密文書
によれば、この年の7月26日から30日まで、彭榮次、楊六生と
国家安全局の会計長である徐炳強が日本に赴き、日本側メンバーと
「田中(角栄?真紀子?)効果」の阻止と、台日の諜報部門が協力
することを協議していた。この往来に要した経費はすべて「明徳プ
ロジェクト」基金から支払われたのである。
「明徳プロジェクト」は日本よりも米国での運用が主眼であり、
日本側メンバーは台湾の「明徳チーム」のメンバーに買収されたも
のである。日本での買収工作はこのほか政府官僚、国会議員、政治
評論家におよんだ。国家安全局の資料には、前運輸大臣亀井義之、
衆議院議員梶山清六、衆議院議員小池百合子、内閣情報調査室長杉
田和博、前駐南カザフ臨時大使中村義博のほか、政治評論家日高義
樹と若林正丈(訳者注:東大教授、専攻は現代台湾政治。日本台湾
学会の重鎮だが、独立派支持ではない)の名がみえる。
李登輝は彼らの台湾訪問に際して、宴席をもうけたり、遊覧、接
待費などの費用のすべてを「明徳チーム」の経費でまかなってきた
。たとえば椎名素夫にはつごう4回の接待で50万5千新台湾ドル
(約180万円)、岡本行夫につごう6回で、71万4千新台湾ド
ル(約250万円)と、3万米ドル(360万円)、小池百合子に
はつごう3回で計35万3千元(約124万円)と3万米ドル(3
60万円)、そして日高義樹にはつごう5回にわたり、34万7千
元余り(約120万円)が「明徳プロジェクト」の資金から支弁さ
れていた。
国家安全局の「委託研究費」には、彭榮次から椎名素夫の「国際
政経調査研究会」に一時金550新台湾ドル(約2000万円)が
。また台湾総合研究院第4所(*1)を経て若林正丈に一時金10
0万新台湾ドル(約350万円)が支弁されている。
(*1)台湾総合研究院は、李登輝が名誉会長をつとめ、つい最近
まで李登輝の側近中の側近だった劉泰英(新瑞都疑惑で求刑16年
、裁判中。李登輝とは決裂)が理事長をつとめる李登輝の隠居後の
拠点となった機関。じっさいには国家安全局の機密費のトンネル機
関として機能した。とくに第4所は表向きは「国際問題」を担当し
ていたが、じっさいには対外諜報部門だったという指摘もあり、2
002年の劉冠軍事件以後、「疑惑を招く」としてこのセクション
だけ廃止している。今回露顕した記事以外にも、この第4所を通じ
て援助を得た学者、報道関係者は数多くいると推定される。今回の
発覚について、日系メディアの反応が芳しくないのはこの辺に理由
があるかもしれない。
■[和仁氏による全訳]李登輝と日本の女性議員の親密な交際(2
月27日香港『星島日報』)
http://www.singtao.com/search/fullstory.asp?andor=or&year1=2004&month1=2&day1=2&year2=2004&month2=3&day2=2&category=a&id=20040227a02&keyword1=&keyword2=明zコ專案
(星島日報報道)台湾国家安全局の機密費問題が一昨年3月に露
顕したおり、李登輝はひとえに「台湾のためにやったことだ」と主
張していた。だが、本紙がこのたび入手した国家安全局の機密文書
によれば、李登輝は公私の別なく、まさしく「明徳プロジェクト」
をあたかも個人口座のようにして、自在に招待したり、資金援助を
して、私的な交誼を重ねていた。その中でも、とくに人目を引くの
が、小池百合子という日本の女性である。 小池百合子は現職の小泉
純一郎内閣の環境大臣である。彼女の名前は国家安全局文書のなか
にひんぱんに登場している。ただし、彼女は「明徳チーム」の日本
側メンバーではなく、李登輝の私的な友達にすぎない。当時の身分
は日本の衆議院議員であった。
小池百合子は数多く訪台しており、毎回きまって李登輝と単独会
見してきた。 1998年11月、李登輝と曽文恵夫人の金婚式にも
激励に訪れ、親しく交遊を深めた。その夜には李登輝の孫娘である
李坤儀と歌を唄ったりしたほか、日本の女性歌手の物真似ソングを
李登輝夫妻に献じたりした。このようにして李登輝の覚えめでたく
、小池百合子は李登輝の特別な貴賓としての地位を固めた。このよ
うなことからも小池百合子と李登輝の関係がいかに親密であるかが
わかる。(この段落、一部意訳)
このような小池百合子の友情に感謝し、李登輝は国家安全局の機
密資金から小池の台湾訪問費用を支弁し、国家安全局はこれに充て
た資金を「明徳15号」とよんでいた。 小池百合子はこのカネを台
湾旅行やショッピングに使っていた。
その証拠に、絶対機密どされる文書の記載によれば、1998年
12月28日から30日、小池百合子が李登輝と会見するため台湾
を訪問したが、彭榮次は李登輝の命令を受け、国家安全局に電話で
「ご不自由されることのないよう、国家安全局が責任を持って接待
しなさい」と連絡した。 国家安全局はさっそく小池百合子にフライ
ト代金として4000米ドル(約48万円)、接待費として11万
8千新台湾ドル(約41万円)を支弁したのである。
翌年1月16日から17日にかけても、小池百合子は秘書をとも
なって台湾を訪問している。国家安全局はこの時も4000米ドル
(約48万円)と12万新台湾ドル(約42万円)を支出したので
ある。同年9月30日から10月1日にかけて小池百合子が西田猛
衆議院議員ら4人を伴って訪台した時も、李登輝の指示で総統府ま
で出迎えて接待し、国家安全局は総額2000米ドル(約24万円
)と11万5千新台湾ドル(約40万円)を支出している。
1999年12月、李登輝の意を受けて、楊六生と彭榮次が訪日
して日本の「明徳チーム」のメンバーにお歳暮を送るが、メンバー
外の小池百合子も例外ではなく、お歳暮が贈られたのである。(訳
者注:本件は二年前に露顕した機密文書にもあった内容。ただし小
池百合子議員へのギフトは初出)
李登輝は小池百合子への厚い友情を示すため、彭榮次に命じて小
池百合子のために2万米ドル(約240万円)もする高級ドレスを
買い与えた。これも国家安全局の機密費から用立てられたものであ
る。
<参考>産経新聞報道(2002年3月当時)
台湾の秘密基金 日米に飛び火 安保交渉工作 要人らの実名暴露
、押収の週刊誌
2002.03.22 産経新聞朝刊
【台北21日=矢島誠司】台湾のCIA(米中央情報局)ともい
える国家安全局(国安局)の秘密資金の存在が暴露された問題は二
十一日、日米をも巻き込む形で拡大した。詳報を報道しようとして
検察に差し押さえられた週刊誌「壱週刊」の現物は、日米台の安保
協力体制づくりを目指す秘密基金の存在や、その基金メンバーとし
て橋本龍太郎元首相を含む日米の関係者の実名なども暴露しており
、今後さらに波紋を広げそうだ。
壱週刊の報道は二十日付で報じた中国時報と同様、昨年、公金を
横領して中国か米国に逃亡中とされる劉冠軍・元国安局出納課長か
ら提供された国安局の膨大な機密資料を基にしているという。
二十一日の台湾メディアの報道によると、壱週刊などから押収さ
れた機密書類は国安局の想像を大きく超える規模で当局は衝撃を受
けている。また、今回の報道は李登輝氏を標的にした限定的、意図
的なものであるとの指摘もある。
壱週刊が伝えた日米台の安保協力体制を図る秘密基金は、「明徳
プロジェクト」と呼ばれ、一九九四年に当時の李登輝総統の承認の
もとに作られた合計三十五億台湾元余りの秘密工作資金の中から同
年、二千七百六十万元(約一億五百万円)で作られたという。
安保、軍事面での日米台の秘密交流パイプづくりを目指したもの
で、九六年の台湾海峡危機にも機能し、米政府による二隻の空母派
遣にもつながったという。さらにこの基金と交流パイプは陳水扁総
統にも受け継がれ、先の湯曜明・国防部長(国防相)の初訪米はそ
の成果だとしている。
同基金にかかわるメンバーには、日本側では橋本龍太郎元首相ら
の実名が挙げられているほか、退任した統合幕僚会議議長、内閣情
報調査室長、公安調査庁、警視庁関係者らも入っているという。米
側では共和党人脈を中心にキャンベル元国防副次官補、ウォルフォ
ウィッツ現国防副長官の二人が実名で挙げられ、国防総省、国家安
全保障会議(NSC)関係者らも加わっているとしている。台湾側
メンバーには簡又新・現外交部長(外相)らの名前もある。基金は
メンバーたちへの贈り物などにも使われたとし、受領書の写しなど
も掲載している。
壱週刊は、九六年の台湾海峡危機当時、台湾側から要請を受けた
橋本氏が米側に、もし米政府が台湾を防衛しなければ、日本は中国
に降伏するか核武装するしかなくなる−と伝え、米政府に台湾防衛
の決意を促したとも伝えている。
<参考>「壱週刊」記事(容量の関係で一部のみ紹介)
http://homepage3.nifty.com/argus/nsb.zip
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