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★ ちょうどぴったりのタイミングで関連記事が出ました。
『巨利を手に毒性甘味料「アスパラテーム」を広めた男=ラムズフェルド国防長官』
( http://www.asyura2.com/0401/idletalk8/msg/186.html )
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人工甘味料の製法の特許を巡り、発明者で調味料製造の最大手「味の素」(東京都中央区)の元研究所長が、同社に職務発明の対価の一部として20億円の支払いを求めた訴訟で、東京地裁は24日、同社に1億8935万円の支払いを命じた。高部真規子裁判長は「外国の特許に対する対価も認めるべきだ」と述べた。青色発光ダイオード訴訟の同地裁判決で認められた200億円に次ぐ高額となった。
問題の甘味料は、清涼飲料水などに使われる「アスパルテーム」。同社の中央研究所プロセス開発研究所長や東海工場長、子会社「東洋製油」(現味の素製油)社長を歴任した成瀬昌芳氏(63)が82年に製法を開発し、85〜99年に日米や欧州で特許が認められた。
成瀬氏側は、味の素が特許であげた総利益を(1)国内外の特許で得たライセンス収入(2)米会社に製品を販売した際に、上乗せした価格(隠れたライセンス料)(3)国内で他社の製造を許した場合に得られるであろう利益(独占の利益)――などを合計した約296億円と主張した。このうち、共同研究者の貢献度(6分の1)を除く約250億円の支払い義務があり、その一部として20億円の支払いを求めていた。
一方、味の素側は「海外の特許分は日本の裁判所に請求できない」と反論したうえで、仮に海外特許分を含めても、総利益はライセンス料の約55億円だと主張。01年に社内の「特許報奨規定」などに基づき、成瀬氏に約1000万円を支払い済みであることから、「発明への寄与度を考慮すれば、既に十分な対価を支払っている」としていた。【小林直】
【ことば】アスパルテーム アミノ酸であるアスパラギン酸とフェニルアラニンから合成される人工甘味料。砂糖代わりに使用される「パルスイート」の名称で商品化されており、コーラなどの清涼飲料にも含まれている。同じ甘さを得るのに砂糖の約200分の1の量で済むため、食品のカロリー低減に有効とされる。
成瀬氏は、それまで必要だった攪拌(かくはん)を伴わない製法を発明した。その結果、大量生産に伴うコストダウンが可能になるとともに、結晶が従来品より大きくなるなど良質化にもつながった。
[毎日新聞2月24日] ( 2004-02-24-14:08 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040224k0000e040064000c.html