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http://www.asahi.com/culture/update/0123/006.html
愛知県埋蔵文化財センターは23日、弥生時代中期の集落跡・一色青海(いっしきあおかい)遺跡(同県平和町)から大型の掘立柱建物跡が1棟見つかったと発表した。南北方向16メートルの間に七つの柱穴が5メートルの間隔で2列並び、床面積は約80平方メートル。弥生時代の建物跡としては池上曽根遺跡(大阪府)、武庫庄遺跡(兵庫県)に次いで全国でも最大級という。
同センターによると、一色青海遺跡は、平和町と愛知県稲沢市の境に位置する約10万平方メートルの弥生時代中期(紀元前1世紀ごろ)の集落跡。人口250〜300人と推定される。
見つかった14の柱穴は長方形に並び、深さは1メートル以上。柱は見つかっていないが、重量のある高床式の建物が立っていたと推定される。近くに並行して複数の竪穴式住居跡もあり、周囲と区画されていないことなどから、神殿ではなく、首長の住居や倉庫であった可能性が高いという。池上曽根、武庫庄遺跡とは異なり、棟を支える柱が建物外部にある独立棟持ち柱建物ではなかった。
徳島文理大学の石野博信教授(考古学)は「大型掘立柱建物の隣に竪穴式住居が並んでいる遺跡はほかに例がないのではないか。政治と祭祀(さいし)の分担がされていた可能性を示唆している」と話している。
31日午後1時半から、現地説明会が開かれる。問い合わせは、同センター一色青海事務所(0567・46・4031)へ。 (01/23 20:58)