現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ33 > 332.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: Re: 日常と身体 投稿者 愚民党 日時 2004 年 1 月 21 日 05:43:40)
愚民党さん、こんにちは。
アイルランド公演、行けなくて残念でしたね。
若輩ものかつ未熟者の私には
愚民党さんの「敗北」の二文字は
図りかねるものが余りありますが、
愚民党さんなりの「勝負」が決したのであろうと
お察しします。
それは愚民党さんが示されたHPの中身にある
90年代の身体感覚とも大きな関わりがあるのだろうと
推測しています(まだ深く読んではいないので)。
ただ、僭越ながら申し上げますと、
若いものには若いものの良さがあり、
年を経た方にはたくさんの修羅場をくぐって、
その年を経てきたものでしか出せないある種の「味」
というものがあるものだと思っておりますので、
是非「いぶし銀」といわれる存在になっていただきたいと
勝手ながら思っております。
私も昔零細映画館に勤めておりました頃、
「維新派」という劇団に所属する劇団員や、
その劇団で昔俳優をして、その後に製作をなされていた方と
わずかな期間ですが一緒に仕事をしていました。
残念ながら製作をなされていた女性は、その後劇団から引いて、
数年前に急逝なさったのですが、
今でも彼女に接していて感じられた途方もない芯の強さと
彼女の口から語られた猛烈な爆笑を巻き起こす武勇伝を思い出します。
今彼女の事を頭に浮かべると、
彼女は決してややこしい状況にも悲観せずに、
持ち前のバイタリティで生きておられました。
むしろその状況を楽しんでおられたようにも感じます。
いろいろな「陰謀」が渦巻くこの世界であるようですが、
これらの正体、あるいはこれらに荷担せずに別のあり方を
ようやく模索する年がやってきたという思いが最近しております。
彼等の陰謀がどれだけ壮大で遠大であろうとも、
その策謀に気がつき、またそれに荷担し続けた後に残るものの事を考える時、
その未来図のむなしさに気がつけば、足元から変えて行ける何かが
そこにあるんじゃないかと思っていますので、悲観はしていません。
ですので、ここへ来て「恐怖」が支配する事はあまりなくなってきました。
ここへ来てさまざまな崩壊が噂されるようになってきていますが、
裏を返せばまた新たな再生の機会が訪れるという事かもしれません。
目の前に崩壊が来てはじめて、本来的なもの、
大切なものに気がついていく年にもなる、とも思うのです。
そういう点ではようやく息がしやすくなってくるかもしれないと思っています。
くれぐれもお身体を大事に、
また、彼等の恐怖にやすやすと支配されぬようにあってください。
2004年もよろしくです。
追伸:「無痛文明論」が面白いですよ。