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(回答先: 【今日のぼやき】「株式日記」サイトからの転載分の拡充・完成を載せます。 投稿者 エンセン 日時 2004 年 1 月 12 日 21:36:17)
沢岡学長は、「米大統領選に向けた戦略の一環だ」と断じる。
■支持率 宇宙でばん回
日本惑星協会の関係者も「歴代大統領は、できることならかつてケネディ大統領が『十年以内に月に人類を送る』と宣言して、実現したのと同じ栄誉を得たいと考えている。月の石以上のインパクトがある宇宙の目標は、火星有人探査しかない。ブッシュ大統領にとっては、父が果たせなかった夢でもある。大統領選前に『次のターゲットは火星だ』と宣言したいはずだ」と説明する。
国際政治学者の浜田和幸氏も「ブッシュ政権にとっての誤算は、フセイン拘束で期待したほど支持率が上昇しなかったことだ。逆に、フセインを拘束したのに、いつまでイラクに駐軍するのかという不満が高まっている。反米テロも加速する一方だ。大統領選で、ブッシュ大統領は『テロと戦う強いリーダー』とともに、他国の追随を許さない宇宙開発の力をアピールするはずだ」と話した。
■ケネディ大統領『政治的に必要』
実際、米国では、泥沼化しているイラクのニュースは、連日の「火星報道」に埋没している。
沢岡学長は「ベトナム戦争を抱えた時代にアポロの月面着陸に熱狂した雰囲気と共通する」と指摘する。
「最近、ケネディ大統領が『(アポロ計画には)たいして興味はない。だが政治的には必要だ』と話している録音テープが見つかって話題になった。科学的な取り組みではなく、初の人工衛星(スプートニク)と初の有人宇宙飛行(ガガーリン)で先を越されたソ連を追い抜くこと、ベトナム戦争の暗い空気を変えることが最大の目的だった」
技術的な差は開いているものの、ライバルも台頭している。昨年十月に初の有人宇宙飛行に成功した中国が、二〇二〇年までに火星に向けた探査機を打ち上げる計画を明らかにした。
前出の中富氏は「米ソ冷戦の時代は『ソ連もやっている』という一言で、あらゆる予算が通った」と説明しながら、中国の“参戦”はNASAにとっての「追い風」とみる。「潜在的な仮想敵国であるだけではなく、露骨に米国の宇宙開発技術を盗んでいる中国に対しての敵がい心も強い」
では、ケネディに模してブッシュ大統領も「火星」に向けまい進するのか。
沢岡学長はこう見通す。
「選挙戦を通じて、米国人の気を引き日常から目をそらせるために『火星』は最大限利用されるだろう。予算も多少は増えるかもしれない。ただ十年以上先の計画は米政権にとって『言い得』で、確かなものでない。それでも一進一退を繰り返しながら、いつか人類は火星に降り立つはずだ。ただ米国が言う人類とは米国人なわけですが…」
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040113/mng_____tokuho__000.shtml
(私のコメント)
◆東京新聞の記事はアポロ計画が宇宙開発そのものより、ベトナム戦争から国民の目をそらせ、ガガーリンショックやキューバ危機などの恐怖を克服するための政治的意味において行われたことを指摘している。ケネディ大統領がアポロ計画に興味を示していなかったと言うことは「人類は本当に月に行ったのか?」と言う疑問が出てきてもおかしくはない。中国が最近月面有人飛行計画を発表した関係で慌てているのだろうか。