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日本人に合っているのは日本食
「試金石としての歴史的假名遣」を読んで、もう一つ日本民族の伝統として、声を
大にして、実行してもらいたいものがある。それは日本食の継承と日常化である。
戦後、日本は主としてアメリカ合衆国の影響と、給食制度の普及も重なって、食生活
は非常に欧米化した。しかしその結果が、若年者生活習慣病、体は大きくても骨折
しやすい、アトピー、花粉症等々、以前は目立たなかった病気が増え始めている。
これは本来が、穀食・草食人種である日本人の消火器が無理をしているから、
あちこちにヒズミ(警告)として出ているのである。私個人の体験からしても、私は
昭和63年の春に突然花粉症を発症して、翌年の平成元年春と、2度、眼は痒くて
涙ばかり、鼻水もくしゃみも止まらなくて、散々悩まされたが、花粉症が増加して
きたのは食生活が欧米化したからであると、ある日突然信念を持ち、同平成元年
8月から、徹底的に文明開化以前の食事に戻したところ、翌年の平成2年の春から、
発症していない。それを聞いて、私の女友達の中で、一人だけ一年遅れて食生活
の改革を実行したが、彼女も花粉症とはおさらばした。しかし他に花粉症で悩んで
いる、多くの友人知人や縁のあった人には話したも、「食物の制限があまりに厳しい
ので、薬を使用して花粉症の緩和措置をとる」とのこと。
参考までに禁止食物は、肉類全部、油類全部(したがってパンに少しでもバター等
のはいっているものもダメ)、刺激物全部(コーヒー・紅茶・コーラを含む)、
牛乳、卵、チョコレート等である。要するに昔の仏門の人の食事に近いと思えば
良い。
そもそも日本人に対して「肉の輸入を増やせ」などというのは、元来が、狩猟・
肉食人種である白人の思い上がりであり、日本民族や南北アメリカ大陸の
原住民は、もともと肉食無しで生活していたことは、いろいろな史跡からも、
医学的にも、腸の長さが肉食向きでないことによって証明されている。肉食の
白色人種でさえ、第二次世界大戦中のノルウェーでは、ドイツの占領下、
穀物の輸入が不足して、そのままでは国民の生存ラインを下回るので、
窮余の策ではあったが、鶏を含む一切の家畜を殺して、それらに回す穀物を
人間に当てた例がある。要するに人間が生きていく上では、肉よりも穀物が
大切なのである。肉食人種の国ほど「鯨の保護」に熱心だが、哺乳類として
の鯨の保護も結構だが、同じ人類に対する思いやりして、自分たちが肉を
食べたいために、家畜の飼料とするために、途上国の人間の穀物を奪わな
ければならないほどの、肉の需要を減らすほうが先決ではないのか。どうも
いつの時代も、彼ら白人の「人権」は、二重基準のようである。
この地球上を見渡すと、自国民の食を十分に確保するよりも先に、肥沃な可耕
地を、先進国の需要の嗜好品(タバコ・コーヒー等)の栽培に当てているケースが
沢山ある。また自国民の穀物(主食)が十分に供給できていないままに、それらの
穀物を先進国の肉の需要の家畜のエサのために、外貨稼ぎのために輸出して
いるケースもある。普通の肉1キログラムのために、平均して5キロから6キロ
グラムの穀物が費やされているのである。霜降りの場合はこれが10キログラム
となる。単純に計算しても、先進国の人間の1人の贅沢が、途上国の人間の
5人ほどの食料を奪っているのだ。日本人を含む先進国の贅沢は、彼らの犠牲
の上に成り立っているということを、自覚しなくてはならない。そして特に、わが
日本人は、過去において白人国との植民地争奪で、後発国として苦い経験を
しているのであるから、大東亜聖戦の精神に戻って、率先して食生活の水準を
落として、第三世界の国々と連帯することにより、欧米各国の模範となろうでは
ないか。「肉の輸入を増やせ」などは一種の文化侵略である。日本人の
食文化の伝統のよさを見直すべき時期に来ていると思う。
http://www1.odn.ne.jp/~aal99510/inka.htm
http://www1.odn.ne.jp/~aal99510/kafun.htm