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(回答先: 「イラクのなぞ」 JMM[JapanMailMedia] 投稿者 エンセン 日時 2003 年 12 月 28 日 18:55:46)
イラク戦争で大儲けする企業の元CEOは……
イラク戦争では、米軍への物資供給・道路整備・キャンプ設置、イラクのインフラ再建、油田火災の消火などでビッグビジネスが生まれる。このビジネスの大半を請け負って大儲けしそうな企業がある。テキサス州ヒューストンに本拠地を置く石油関連サービス会社、ハリバートン社だ。
石油に関することなら、あらゆるビジネスに手を染めている大企業だが、この会社を1990年代に業界2位の優良企業に育て上げた最高経営責任者、一体だれだと思います?
答えは、ディック・チェイニー副大統領。
ステート・ストリート・リサーチ&マネージメント社のエネルギー関連アナリストのデニス・ウェルシュはこう言う。「ハリバートンはビジネスを請け負う能力がある。政府とも密接なコネクションができあがっている。そしてみんなも知っているとおり、チェイニーは元CEOだ。まぁ、論理的に筋が通っているよね」。
戦争でハリバートンが請け負うビジネスの幅を驚くほど広い。
ハリバートンの技術・建設部門のKBRは輸送人員の派遣、ロジスティック関連物資、占領軍のインフラ全般の大半を請け負う見込みだという。バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ社のアナリスト、ジム・ウィックランドは「KBRは実質的に米軍御用達の工兵・技術者軍団といっても過言じゃないね」と言う。
ハリバートン社の油田サービス部門は、イラクが油田に放火した後の消火と再建事業に消火装備の大半を供給するものと見られている。さらに米軍がフセイン政権を打倒した後は、イラク全土のインフラ再建と油田開発で主要な役割を果たすと見られている。
ハリバートン以外で油田消火ビジネスの契約を取りそうな企業は、ブーツ&コーツ・インターナショナル・ウェル・コントロール社、カナダのセーフティ・ボス社、RPC社、カッド・プレッシャー・コントロール&スペリア・エマージェンシー・サービス社、ワイルド・ウェル・コントロール社などだ。
ハリバートンは、91年の湾岸戦争後のクウェート復興やボスニア、クロアチア、ハンガリー、バルカン紛争でも戦争&復興ビジネスでもがっぽり稼いでいる《前科》がある。
ドイッチュ・バンクの試算によると、イラク戦争による戦争&復興ビジネスは30億j(約3兆6000億円)規模になるだろうという。
このビッグビジネスの主要な部分を米副大統領がかつて最高経営責任者を務めていた企業が請け負うってのは、かなり露骨なマッチポンプのようにも思える。イラク人民をフセインの恐怖支配から解放する、大量破壊兵器を破棄してテロの芽を摘む、という戦争の名目も、まるっきり嘘じゃあるまいが、結果的にブッシュの支持基盤であるテキサスのオイル・マフィアたちが戦争で太るのは、間違いなく真実のようだ。反戦運動家に「金のための戦争」「石油のために血を流すな」と非難されるのも仕方がないかもしれない。
2003年3月24日
http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0303/030324.html