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(回答先: リビア破壊兵器廃棄:「イスラエルにも義務を」シリア首相演説 投稿者 hamachi 日時 2003 年 12 月 24 日 20:31:43)
リビア破壊兵器廃棄:
「他国のモデル」は削除 国連安保理声明
【ニューヨーク高橋弘司】リビアが大量破壊兵器計画の廃棄を表明したことに関連し、国連安全保障理事会は23日、廃棄履行に向けた検証作業にあたり、国際原子力機関(IAEA)など国連への協力を要請する声明を採択した。当初、声明案に含まれていた「リビアの決定は大量破壊兵器廃棄に向けた他国のモデルとなる」との文言について、インドと緊張関係にある安保理非常任理事国、パキスタンが抵抗し、最終的にこの文言を削除、「決定を歓迎する」との文言で妥協が図られた。
声明採択に先立ち、リビアはこの日、国連大使名で安保理に「国際的に禁じられた兵器の関連物質、装備、計画などを廃棄することを決めた」「武器開発競争は、安全保障、平和を求める世界の強い意思に背くものだ」とする書簡を提出し、国際社会に正式に廃棄を約束した。これを受け、リビアとの交渉にあたった米英の国連大使が「外交努力が重要だった」とする報告を行った。声明採択に向けた審議では、パキスタンがリビアの決定を「モデル」とするとの文言を取り上げ「南アジアの情勢にふさわしくない」とする懸念を表明したため、文言修正の上、投票を行わず、全会一致で採択した。
[毎日新聞12月24日] ( 2003-12-24-20:05 )