現在地 HOME > 掲示板 > 戦争45 > 334.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
リビア破壊兵器廃棄:
「イスラエルにも義務を」シリア首相演説
【エルサレム樋口直樹】リビアの大量破壊兵器廃棄決定を受け、シリアのオタリ首相は23日、「イスラエルは(第3次中東戦争が行われた)67年以前の国境まで撤退し、核、生物、化学兵器を廃棄する義務を課されるべきだ」と演説した。リビアの決定を追い風に、アラブ諸国は中東唯一の核保有国とみられているイスラエルへの圧力を強めているが、同国は核兵器の保有について肯定も否定もせず、国際機関による核査察の受け入れも拒否している。
オタリ首相はこの演説に先立ち、オベイド・エジプト首相と経済協力に関して会談を行い、両国が「リビアの大量破壊兵器廃棄の決定を歓迎する」との共同宣言を発表。同宣言はまた、イランが今月18日、国際原子力機関(IAEA)に強制的な査察を認める追加議定書に署名したことにも歓迎の意を示した。
第3次中東戦争でイスラエルはシリアのゴラン高原を占領。両国間は今も名目上は戦争状態にある。イスラエルの核兵器保有疑惑を非難するシリアに対し、イスラエルの同盟国である米国は、シリアが化学兵器を開発しているとして非難を繰り返している。
[毎日新聞12月24日] ( 2003-12-24-19:33