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http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20031223/mng_____kok_____003.shtml
【ディジュラ(イラク・ティクリット南郊)=秦融】イラク北部ティクリット近郊で十一月末、日本人外交官二人が殺害された事件で、現地で捜査を担当する米陸軍第四歩兵師団のマーク・ヒューロン大佐は二十二日、本紙の単独会見に応じ、事件準備の情報収集や手配を担ったとみられる容疑者一人を特定したことを明らかにし、「数日中に拘束できるだろう」との見通しを示した。事件現場に近いイラク警察ディジュラ署で語った。
大佐は、この容疑者について「イラクの反米組織にかかわる男だ。襲撃そのものにかかわったか、少なくとも襲撃犯について重要な情報を持った人物。拘束すれば、実行犯と背後グループを特定する手がかりになり、全容が解明できる」と述べた。イラク人か外国人かについては明言しなかった。実行犯の背後関係については「イラク人グループで、この地域に属する旧フセイン体制の地元戦士(ローカル・フェダイーン)の可能性がある」との見方を示した。
一方、ディジュラ署のシャーラン・ジャバール署長は、犯行の様子について、本紙の取材に対し「いくつかの情報から二台の車による襲撃であることが分かった。一台は日本製の乗用車、もう一台は米国製の四輪駆動車だった」と説明。「狙撃手は一人か二人とみられる。使用した銃は(旧ソ連製の自動小銃)カラシニコフ。現場に薬きょうが一個も見つかっていないため、四駆車の車内から撃ったようだ」と語った。
実行犯の背後関係については「ティクリットか(事件現場南の)サマラ出身で、旧政権に関係するグループだと思う」と述べた。また、事件後に紛失していた日本人外交官の携帯パソコンについて、地元住民からイラク警察署へ届けられていたことが分かった。直後に通りかかった住民が車内から盗み出したという。
22日、日本人外交官殺害事件の合同捜査を続ける米軍第四歩兵師団のヒューロン大佐(右)とディジュラ警察署のジャバール署長=ディジュラ署で(秦融撮影)
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