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1972年2月、ニクソン米大統領(当時)が訪中した際、周恩来首相(同)に対し「太平洋の平和のため、日本を抑制することが米国の利益と信じる」と明言していたことが11日までに会談議事録から明らかになった。
会談ではまた「米中のいずれかが日本について情報を手に入れたら相手に通知しよう」と提案した周氏に、ニクソン氏が「完全に秘密にできるようにすべきだ」と賛成。同席のキッシンジャー大統領補佐官(同)は「米中は直接話すべきで、間接的に日本を通すのはやめよう」と日本排除を提案していたことも判明した。
当時、急速な経済成長を続けていた日本に、軍事大国化を懸念する中国だけでなく、同盟国・米国のトップが根深い警戒感を明確に示していたことが裏付けられた。
米中国交樹立に道を開いた当時の歴史的会談については、これまで議事録の大部分が公表されているが、判明部分は外交関係に微妙な影響を与えるとして非公開だった。米国立公文書館が、民間シンクタンク「国家安全保障公文書館」の求めに応じ、11日までに機密解除した。
会談では、日本の台湾への軍事的進出を懸念する周氏に、ニクソン氏が「米軍が日本に駐留しなければ、日本人は(台湾に進出させまいとする米国の意図を)気にも留めないだろう」と述べ、日本の台湾進出を防ぐためにも米軍駐留が必要と強調。日本が台湾独立を支持しないよう影響力を行使すると約束している。(共同)
http://www.sankei.co.jp/news/031212/1212kok052.htm