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(回答先: Re: 外務大臣川口氏と国際社会 投稿者 愚民党 日時 2003 年 12 月 09 日 06:31:28)
愚民党さん、長文のレス傷み入ります。返信がすっかり遅くなってしまいました。
私は愚民党さんのレスを拝読します前に、あっしらさんの“「亡国」とは“という投稿(http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/668.html)を読んで暗澹とした気分になっておりました。そして、予定されたこととは言え小泉首相が自衛隊のイラク派遣決定を発表し、暗い気分に拍車を掛けていました。
あっしらさんはこの投稿において、亡国とは「国家社会が統合や一体性を失ってしまうことだ」と述べておられます。
このあっしらさんの指標に照らして、私も日本が亡国に向かいつつある兆しをいたる所に感じております。一点だけ挙げるならば、幼児虐待さらには幼児虐殺の頻発があります。これは親子の統合や一体性が崩壊しつつあることを表しているように思います。「親子」という言葉にある種のイデオロギーを覚える向きには、大人と子供と言い換えても宜しいでしょう。私などは小さな子供を見ると自然と顔がほころんでしまいますが、子供を可愛いと感じることのできない大人が増えつつあるようです。更にこの数週間、幼児虐待を超えて乳児虐待事件までもが報道されるようになりました。幼児や乳児を虐待し虐殺するようになれば、これは種としての存続の危機に繋がります。また老人虐待を含めて、世代間の一体性の崩壊と表現してもいいと考えます。
このような状況はアメリカでは早くから生じていたことです。しかし、アメリカがもともと力ある成人を理想としてきた社会だったのとは異なり、日本は古来より幼児や老人にある種の聖性を認めてきた社会であり、その日本でこのような虐待現象が頻発するようになったことは、アメリカにおけるよりもさらに深刻な事態といっていいと思います。
さて川口順子外相です。彼女は何者か?
私にはいまだに彼女が世界権力のエージェントなどという大層な人物とは考えることは中々難しいところがあります。ただし、愚民党さんが次のように仰った点については関心を抱いております。
>固有な自然生成と自然発生なるものを否定し、目的意識的に理念で人工的に造形する誘導芸術こそ川口順子氏の音声の特質です。
確かに彼女の発する音声は生身の人間の音声とは思えない、人工の音声と思しき不気味さがあります。薄気味悪いアンドロイドの声が「国際協調。テロには屈しない。」と連呼しているような薄気味悪さを感じます。
川口順子について、あと二点。
通産省退職後サントリー常務の経歴があること。そういえば思い出すことがあります。以前サントリーが中央官庁の女性官僚を役員として迎え入れたとの報道がありました。それが川口順子だったわけですね。しかし、今の彼女にはウィスキーの馥郁たる香りは全く似つかわしくありません。どこかで彼女は変貌したのでしょうか?アンドロイドの声を持つ女に。
もう一点。信条が耳順。論語の「六十而耳順」からの言葉です。これはもしかしたらエージェント説の補強になるのかもしれませんね。我々にとってムチャクチャな米国の言葉も彼女にとっては素直に従える言葉であるのかもしれません。
愚民党さんの詩的で凝縮されたメッセージは私には難解で、いろいろ誤解しているところがあると思いますが、ご容赦ください。
では、また。