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(回答先: 「北の核」で共同歩調、米中首脳が会談前に演説 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 10 日 03:10:45)
【ワシントン支局】9日付の米ワシントン・ポスト紙(電子版)によると、米政府高官は8日、記者団に「我々は台湾に対し、独立に向けた措置が取られるのは望ましくないとのメッセージを極めて明確かつ正式に送っている」と述べ、米政府は台湾の住民投票を望んでいないとの立場を明らかにした。
ブッシュ大統領と温家宝・中国首相の9日の首脳会談を前に、住民投票に反対する中国への配慮を示したとみられる。
同紙によると、国家安全保障会議のモリアティ・アジア上級部長は先週、台湾の陳水扁総統にあてたブッシュ大統領の親書を携え、台湾を極秘訪問した。親書では住民投票への強い反対の意が示され、陳総統に中国との緊張を高める措置を取らないよう促したという。同紙は、米政権内保守派の見方として、政府高官の「中国寄り」の発言は、北朝鮮の核問題に対する中国の支援への「褒賞」と解釈されると指摘している。
陳総統は先に、来年3月の総統選挙に合わせて「台湾の主権と安全を守るため」の住民投票を行うと表明。住民投票の目的について、台湾向けに配備されたミサイルの即時撤去と武力不行使を中国に求めるためと説明している。
(2003/12/9/23:57 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031209id25.htm