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外務報道官会見記録(平成15年12月8日)
報道官会見記録 (平成15年12月8日(月)11:30〜 於芝会見室)
イラクでの襲撃事件
(報道官)逢沢副大臣が出張中のため、私がイラク対策本部の経過についてご報告申し上げます。本日、午前9時から9時半まで川口外務大臣等出席の下でイラクの対策本部が開催されました。報告があったこと、またそこで取り上げられた事項について説明申し上げます。奥大使、井ノ上一等書記官の御葬儀が、皆様御承知のように12月6日(土曜日)に東京の青山葬儀所で、奥家、井ノ上家と共に外務省葬として営まれました。会場の狭さ等の理由で代表取材などの協力お願い致しましたが、記者団、報道関係者の方々に多大な御協力を頂きました。ありがとうございました。井ノ上家につきましては合同葬の後、御遺体が宮崎の方に運ばれ、御家族と共に昨夜お通夜、本日御葬儀が、宮崎県の都城市で営まれることになっております。これに逢沢副大臣が外務省を代表して参列しております。
一方、銃撃に遭いました日本大使館の車ですが、この被害を受けた車は、6日(土曜日)にバグダッドに移送されました。これは犯罪の証拠品でもありますので、場所等を公表することは控えさせて頂きます。
大変残念なことですが、講談社発行の『週刊現代』が御遺体の写真を掲載して、本日から発売を開始したと承知しております。亡くなったお二人の方の人権を踏みにじり、御遺族の気持ちを全く考慮しない許し難い行為だと私たちは感じております。川口外務大臣からも対策本部の席上、言語道断のことだ、強く抗議をするようにという発言があり、大臣名で講談社に対して強く抗議することに致しております。これに際し、『週刊現代』の回収を申し入れる方針です。外務省と致しましては日本雑誌協会を通じて兼ねてから雑誌各社に対して、この写真は配信されてはいるが、お使いにならないようにということをお願いし、また申し入れを行っていたところですが、こうした要請を無視して写真を掲載された講談社『週刊現代』に対しては、改めて申し上げますが、厳重に抗議して当該雑誌の回収を申し入れる方針です。
(問)移動された車だが、これはどこの管理下にあるのか。日本政府には引き渡されているのか。
(報道官)もちろん日本国大使館の館用車であり、日本国政府の財産でございます。ただ、これは犯罪の捜査という観点がございますので、管理という点については、例えば、米軍当局、もしくはイラク警察当局がこれに対して調査をしたいということでございましたら、当然そうした点は認めることにになろうかと思います。基本的な管理は日本側が致しております。
(問)その日本側の捜査、ものを見ながらというのはやってるんでしょうか、誰がやってるんでしょうか。
(報道官)今は車がティクリットから届いたばかりですので、これからどのような形でもって捜査をしていくかということも含めて、現在検討中でありますけれども、具体的な内容については、例えばこういう形の捜査といったようなことは申し上げることを控えさせて頂きます。
(問)例えば、日本から警視庁の鑑定の人が行くとかは。
(報道官)まだそのようなことにはなっておりません。
(問)奥家のほうは葬儀はどうなっていますか。
(報道官)6日の合同葬の後、荼毘にふされました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/hodokan/hodo0312.html