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(回答先: 大韓航空機爆破事件、安企部関与の謀略説韓国でブーム! 金賢姫失踪中 投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2003 年 12 月 18 日 18:46:19)
【KAL機事件、当時の政府・与党が工作】
「銃撃戦要請事件」と関連し安企部が疑惑を提起
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東亜日報は10月1日付1面トップで、昨年12月の大統領選挙時に与党の李会昌候補陣営が急追する金大中候補陣営にダメージを与えるために、中国駐在の朝鮮民主主義人民共和国大使館員に板門店で銃撃事件を引き起こすよう依頼していたという事実をスクープした。同紙は「戦時状況演出 与党候補支持高めるために工作」と、その事実を詳細に報じた。
東亜日報の動きを察知していた検察当局は、スクープが掲載される前日の9月30日、工作に関わった呉静恩(前青瓦台民情秘書室行政官)、韓成基(真露グループ顧問)、張錫重(実業家)を急きょ逮捕・拘束した。そして東亜日報のスクープを契機に、92、87年の2度にわたる大統領選挙時にも当時の与党側から同様の工作があったのではないかとの疑惑が提起された。疑惑を提起したのは何と驚くべきことに、国家安全企画部(安企部)である。
安企部は10月14日、李鍾賛部長の直接指示によって「銃撃戦要請事件に対する安企部の立場」を発表し、各マスコミに通達した。
「立場」は、「わが国民は、選挙のたびに北韓の不純策動に対していぶかしげに思ってきました。そして、そのような策動によって当時、執権党がいつも漁夫の利をえていたという事実についても、何かすっきりとしないものを感じています」、「87年大選(大統領選挙)に時を合わせてKAL機を爆破した北韓の所業、92年大選時のスパイ李善実と南韓労働党事件、96年4・11総選挙時の板門店北韓軍出没事件。そして、97年大選時も例外ではありませんでした」と指摘したのである。
とりわけ注目されるのは、87年11月に起きたKAL機事件に言及していることである。当時この事件に対して政府・安企部は「共和国の犯行」と断定。米国、日本などの西側諸国もこれに追随、「テロ国家」のレッテルを貼り経済制裁などを課した。
しかし、共和国政府は一貫して南朝鮮政府・安企部の自作自演だと強く反駁。大統領選挙投票日前日に南朝鮮に連行された「金賢姫」が「北朝鮮工作員」である決定的な証拠として持ち出した「花束の少女の写真」の少女が平壌に健在であることを明らかにし、その本人の記者会見まで行った。
こうした動きとは別に、この事件に対しては様々な疑問が日本の専門家などから提起された。爆破・墜落したとすればその可能性がもっとも高いアンダマン海の捜索がされていないこと、機体の残骸がまったく発見されていないこと、機体は粉々に砕け散ったというがそのような強力な爆弾は存在しないこと、犯人という「金賢姫」、「金勝一」がなぜ逮捕される可能性の強いバーレーンに滞在していたのか、そして最大の情報を握っている米国がそれをいっさい公表していないこと……などなど。
現在、「金賢姫」は昨年12月に自分の身辺保護に当たっていた安企部職員と結婚し、伝えられるところによると人知れず米国に出国、永住したという。なぜ、金大中政権が誕生した直後に結婚、渡米したのか。
いずれにしろ、「共和国の犯行」と断定した安企部の口から、当時の政府・与党の某略説が打ち出されたことは「世紀の証言」ともいえるもので、事件の洗い直しが急がれる。
「解けない謎、KAL858機爆破事件」
安企部の「立場」発表を契機にして、南朝鮮の月刊誌「マル(言葉という意味)」11月号は特集を組んで取り上げている。その中から「解けない謎、KAL858機爆破事件の疑惑」と題するキム・ギョンハン記者のレポートを以下に翻訳、紹介する。
「KAL機爆破事件の疑惑」
11年前、その時はおり悪く13代大統領選挙戦が終盤にさしかかっていた時だ。87年11月29日、乗客95人と乗務員20人など115人を乗せてイラクのバクダット空港を出発、ソウルに向かっていた大韓航空858便ボーイング707機がビルマ(現在のミャンマー)領海のベンガル湾上空で爆破された。機体は粉々に砕け散り、生存者は1人もいなかった。この悲劇的な事件は数多くの疑惑を残したまま歴史の闇に消え去ったかと思われた。ところが今回、「銃風事件」が起きて新しく注目されはじめた。
事件が発生するや、安企部は北のテロによって飛行機が爆破された可能性が高いと判断し、わが大使館と大韓航空支社に緊急指示を与えアブダビ空港で降りた15人の外国人乗客名簿を確保する。確認の結果、偽造旅券を所持した日本人真一と真由美を容疑者として目をつけ追跡に乗り出したが、彼らはバーレーン空港で出国手続きをしている時にバーレーン警察が連行しようとするや、服毒自殺を図り真一はその場で息を引き取り真由美は病院に運び込まれる。そして大統領選挙の前日である12月15日、金浦空港に到着した真由美が自殺防止用マスクをつけた姿で飛行機のタラップを降りてくる。それは1編のドラマよりもはるかに劇的な場面だった。
当時、安企部の捜査発表によると、真一と真由美は北の工作員金勝一・金賢姫だが、彼らは88ソウルオリンピックを妨害するために旅客機を爆破したという。2人の北工作員は、バクダッドで大韓航空858機に搭乗した後、爆破用トランジスタラジオと酒瓶に入れた液体爆薬を座席上の棚に上げて降りた。搭乗者の大部分は中東の建設現場から帰国しようとした労働者たちだった。爆弾は予定通り、9時間後に炸裂し飛行機と搭乗客は跡形もなく姿を隠した。これがいわゆる「真由美事件」の内容である。
金賢姫に対する死刑宣告と、特別赦免によって急いで終結したこの事件は数多くの疑問を残した。KAL機失踪以後、政府が見せた態度は納得のいかない側面が多い。機体の捜索よりも真由美召喚の方に関心が大きかったのである。当時、米国のリリー大使は崔p洙外務部長官に会い、「米政府はKAL機の残骸発見のために人工衛星など米国が保有しているすべての情報施設を動員して支援する」と明らかにした。しかし、事件発生2週間が過ぎてもタイ政府の陸地捜索隊だけに依存し、事故墜落予定地点であるアンダマン海域を捜索せず機体とブラックボックスは発見されなかった。
KAL機爆破と関連した疑問も提起された。長さ41mのボーイング707機は緊急事故発生ボタンを押す余裕もなく空中分解した。安企部が真由美が使用したのと同じ量のコンポジション4爆薬で爆破実験した結果、1pの鉄板に直径30p程度の穴が生じたという。また、米CIAが事件直後にボーイング747旅客機を対象に爆破試験をした結果、機体が2つに折れたという。ところがこれについて日本の軍事専門家小川和久氏は、真由美が備え付けた爆発物では「座席の上のジュラルミン板に直径1〜2mの穴があくぐらいで、気圧によって空中分解したかもわからないが、少なくとも5分以上の余裕はあった」と疑問を提起した。この他にも、服毒自殺した真一と真由美がビエンナ市内やベオグラード公園を観光しながら写真を撮ったことは特殊工作員らしくない行動だということや、金賢姫の自筆宣誓文と自白書に北の表記法と一致しない部分が実に100余ヵ所にものぼるとか、金賢姫が泣きながら記者会見した時の声の周波数にまったく変化がなかったということも疑問として提起された。また、金賢姫と彼女に日本語を教えたという李恩恵の実体と関連した疑惑も関心を集めた。
【疑問を解く2つの鍵、犯行時点と動機】
このように数多い疑問を解くことのできる2つの鍵は、犯行時点と動機だといえる。疑問の核心はなぜわざわざ大統領選挙を控えた時点で事件が発生したのかということだ。本当に偶然だったのだろうか。この疑問について答えを出すことができるのは、この事件の実体と直結している。当時、米国の『ワシントン・ポスト』は、 「盧泰愚候補はKAL機事件が北の脅威があることを見せつける証拠であり、国民たちがこのような脅威を認識できずにいる野党候補を選択した場合、発生しうる脅威を強調した」と報道したことがある。犯罪捜査の基本は、その事件を通じてもっとも大きな利益を受けた人間が犯人である可能性が高いということだ。安企部の言うように北の単独犯罪であるとしても、与党候補はこの事件を100%自身に有利なように活用した。
また、もう1つの大きな疑問は犯行の動機である。北は何をえるためにあのような惨たらしいことをやったのだろうか。金賢姫が安企部の捜査で陳述した内容によると、「88ソウルオリンピックを前に南朝鮮かいらいの2つの朝鮮策動を防ぎ彼らに大きな打撃を与えるために」ということだ。目的を達成したのにオリンピック開催を止められなかったし、与党に打撃を与えるどころか勝利させた。そして、国際的に残酷なテロ国家という事実を確認させただけだ。北はこのような結果を予測できなかったのだろうか。そうでなければ事件の動機を探すことは原点から始めなければならない。 今回の「銃風事件」は、ベールに包まれていたKAL機爆破事件の実体と関連した重要な糸口を提供してくれた。南北が合作した可能性もまったく排除はできない。真実は何か。事件の徹底した再捜査だけが真相究明の唯一の鍵となる。もうこれ以上、罪なき死はなくさなければならない。
[98/11/24]
http://210.145.168.243/special/s-korea/kal981124.htm
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統一協会も関わっているかも。あはは