現在地 HOME > 掲示板 > 戦争44 > 1409.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 米独仏首脳、イラク債務削減で合意 [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 17 日 18:45:40)
イラク向け債権削減、日本も本格的検討を開始
日本政府は17日、米独仏の3か国がイラク向け債権の一部放棄で合意したことを受けて、日本が保有する約41億ドルのイラク向け債権の一部削減に向けて、本格的な検討に入った。今後、パリ・クラブでイラク向け債権の削減について協議・決定されるが、日本政府は「(債権削減の議論に)建設的に参画していく」(政府筋)方針だ。
主要債権国会議(パリ・クラブ)が確定したイラク向け公的債権のうち、主要国で最大の債権を持つ。
日本政府は、債権を削減した国や返済が不履行状態となった国に対し、これまで新規の円借款を供与しない原則を貫いてきた。
イラクに対しては、復興支援費用として2004年から2007年までに総額50億ドル(約5500億円)の拠出を表明済みで、その債権削減に慎重な姿勢を示してきた。
従来の原則では、債権を削減すれば、2004年分の無償資金協力15億ドル(約1650億円)を除き、円借款など大半の有償資金協力が、実施できない懸念が生じる。
ただ、この原則は法律などに定めたものではなく、政策として金融界の慣行を踏襲したものだ。イラク向け債権を削減した上で、新規の有償資金協力を行うことも「政策的には可能」(政府筋)との見方もある。日本政府内でも「(債権の削減に)絶対に応じられないとは言えない」(財務省)との見方が強まっている。
政府は今後、石油収入などイラクの債務返済能力やパリ・クラブでの議論を踏まえ、イラク向け債権の削減を「慎重に判断していく」(同)方針だ。
(2003/12/17/23:33 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20031217ib25.htm