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(回答先: サダム捕捉の報道がアラブ人にもたらす極度の屈辱感と米国の意図 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2003 年 12 月 17 日 08:11:09)
こんばんは、(戦争屋は嫌いだ)さん
私も、アラブ人じゃないですが、屈辱感を感じます。しかし、例の映像をみて素直に、フセインの拘束を喜んでいるアラブ人もいます。ただし、喜ぶか屈辱を感じるかとは別に、多くのアラブ人は、拘束で、イラク国内の抵抗運動が収まるとは思っていません。(アルジャジーラのアラビア語のサイトの投票だと、90%近くの人が、ネガティブに投票していました。)拘束後は、今まで一度もなかったクウェートで、米軍が襲撃されています。今回の映像をみると、生きているとは思えませんが、同じ事をビンラディンでアメリカがすると、アメリカは、まさにアラブの油に火を注ぐ行為です。
拘束ニュース直後、暫定政権のハーキム師をはじめとして、アラブ各界(レバノンのシーア派のンサラー師や、パレスチナのアルアクサー殉教団のリーダーとかですが、)のコメントで、テロは、つかまった。アメリカは直ちに引き上げるべきだと公言しています。これらの声が西欧のニュースに出てこないあたり、拘束劇で、アメリカのイラク侵略を正当化、今後のイラク統治に深く関わることを世界世論に納得させるつもりでしょうか。
十分にイラク国内が内戦状態にあり続けるよう、足がかりはできたし、石油の確保もした。選挙準備のためにも、米軍を引き上げる。そのターニングポイントとして、サダム捕獲が使われ、侵略に終止点を打ったと理解できそうです。