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(回答先: イラン非難決議26日に採択 IAEA理事会が合意(共同通信) −ただし、米国ゴネ条項追加 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 25 日 12:42:41)
IAEAが育てた核の脅威
去年3月31日、「原発の後処理30兆円」という記事が新聞に出ました。このコスト計算は廃棄物処理の問題が大きいわけですが、現在、青森県六カ所村に廃棄物を全部集めようとしています。管理しているのは日本原燃という会社です。社長の佐々木正という人は、福島第一原発の副社長をしていた人で、91年6月、格納容器の気密テストで偽データを作成したときの最高責任者です。その人が今、日本中の原発の廃棄物受け入れをやっている親分なんです。どうしようもない、犯罪になるようなことをした人たちが核廃棄物処理をやっているんだということは、少しも報道されていません。
こういう問題は、実は原子力全体に関わっていることです。今イラクで査察をやっている国連査察団長ハンス・ブリクスという人は、まるで正義のような顔で連日のように新聞やテレビに登場しています。 1986年4月26日、旧ソ連ウクライナ・チェルノブイリの原子炉が爆発しました。全世界の原子力産業が震え上がって、「これは何でもないことだ」と全世界に偽データを流し始めました。事故後の6月、ヨーロッパで開かれたIAEA(国際原子力機関)総会で、当時事務局長だったハンス・ブリクスは何と言ったか。「チェルノブイリの被害はブリュッセルのサッカー場で起こった争乱よりも小さい」と言った。その男が国連査察団の親分です。
87〜88年、ドイツで核スキャンダルが発覚しました。IAEA事務局のナンバー2、ルドルフ・ロメッシュという男が、ヨーロッパの平和的′エ子力産業と一緒になってリビア、パキスタン、スーダン――彼らに言わせると「最も危険な国」――にプルトニウムとウランを横流しして莫大なお金をもらっていたんです。
新聞報道が書いていますが、北朝鮮の原子力技術はパキスタンから入ってきたものです。これは88年から分かっていることです。よく考えてみてください。ハンス・ブリクスの部下がウランやプルトニウムをパキスタンに横流し、そのパキスタンの技術が北朝鮮に行き、それを査察しているのがハンス・ブリクスじゃないですか。おかしいと思いませんか。彼らは正義でも何でもないんです。
このように人間を追っていきますと、おかしなことばかり起こっています。イラクを攻撃しようとしているラムズフェルト米国防長官は、83年12月20日にサダム・フセインと握手をしていた。その時にフセインは何をしていたのか。化学兵器の開発をしていたのでしょう。アメリカは知っていただけじゃない、全部アメリカが支援していたんです。この構造の中で、六カ所村の原燃もイラク攻撃論も、すべて嘘でなりたっている。
そんな世界で今、私たちに希望を持たせてくれるのはやはりもんじゅの裁判であり、浜岡で長野さん、白鳥さんらが進めてくださっているこの裁判です。能登でも志賀原発を止めるための裁判が行われています。時には絶望を味わっても、それは乗り越えられるということを教えてくださった皆さんに心から感謝を申し上げて、私自身も活動する糧にしていきたいと思います。皆さんと一緒にここに集まることができたことを嬉しく思います。これからも一緒にやっていきます。
http://www.bund.org/opinion/1104-3-1.htm