現在地 HOME > 掲示板 > 戦争43 > 1678.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: ゆで蛙論は裏返しのスターリン主義 投稿者 長壁満子 日時 2003 年 12 月 06 日 12:40:55)
長壁さん、
共産党が直接的に「ゆで蛙」という表現を使ったか使わなかったが問題ではありません。
貴党の志位委員長が今回の選挙を総括らしき言辞を弄していますが、長壁さんと同じ論法であることは見て取れます。その中に一片の良心も見当たりません。
http://www.asyura2.com/0311/senkyo1/msg/814.html
赤旗12月3日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-12-04/01_05.html
聞こえてくるのは「選挙の戦いかたが不完全だった」というくりかえしです。しかも読めるのは、選挙のやりかたの緻密化が弱かった、といういつもの総括です。つまり右傾化した大衆(ゆで蛙)に依拠した戦略をみずから編み出し(改定綱領案)、それに乗ってこなかった大衆のことは抜きにして「選挙のやりかたが悪かった」という総括としか見れません。だから幹部の交代もない。
それだけの敗因の総括なら簡単です。
有事法制が成立しイラク特措法が成立した根拠はどこにあるのか?
長壁さんは今、有事法制で国民が戦時中の国家総動員法であることは認識して警鐘を乱打しているつもりでしょうが、前衛党がこれを阻止するのに「よりまし」の共産党へ投票しなかったからだという論法で国民をゆで蛙だと非難しています。
しかもその延長上ですべてを見、発言している。
一般論をおしつけるやりかたは小学生でも理解できる。
しかも戦争か平和かという命題は支配階級でも「平和」をとる。
このレベルに問題点を押しとどめ、これに終始する。
だから発展性がない。論議のしようもない。
ゆで蛙論が非難されると、それでは共産党の連中はトップを含めて共産党自体がゆで蛙になっているという。
繰り返しますが、共産党は大衆がゆで蛙になっていることはお見通しですよ。だから大衆のレベルにあわせて「自衛隊容認」「天皇制容認」などという大衆迎合主義的な戦略を導き出した。有事法制やイラク特措法などの支配階級が作り出すさまざまな強権的支配のための制度が許される根拠はここにある。つまり支配階級の一部が喜びそうな戦略に、有権者である市民がとびつくだろうと夢想した。ところがこういうダマシには有権者は乗らなかった。
この問題を抜きにして「選挙への取り組みが不十分だった」などという総括は、まったく有権者市民を抜きにした総括(大衆蔑視)でしかない。戦略そのものが誤りでああることは抜きにしている。
不思議なことには長壁さんのゆで蛙論も、戦略的見地からは発せられていない。まったく共産党と同じ論法である。このようにアジり続けることが戦略でしょうか?
自衛隊派遣についても現象のみを語り、あおるだけなので心を打つものを感じ取れないのです。共産党を見てきた人たちが口をそろえて非難するのはこの点です。
選挙のためだから労働運動は口にしない。労働者が有権者(市民)の大半を占めているのに。労働者は自らの解放を共産党抜きで考えていますよ。
否、有事法制反対、憲法9条擁護、自衛隊派遣反対を唱えている戦闘的な運輸労働者に対してとんでもない利敵行為を働いています。端的には多数の逮捕者を出して苦闘しているJR総連に対するJR連合の誹謗中傷です。権力に実体を売っている。こんなこと左翼では絶対にしてはならない。だから全労連に結集している労組や良心的組合員が片っ端からダラ幹(ゴリ・スタ)の言うことを聞かなくなって脱落するかJR総連に加盟しなおしているんじゃないですか。